バルサDFを一瞬で置き去りにした19歳の“爆速SB” 超絶アシストは世界を魅了した[映像アリ]

CLバルセロナ戦で強烈なインパクトを残したデイビス photo/Getty Images

「言葉では説明できないほど」

強豪クラブ同士の対決だっただけに、ロースコアでの決着を予想した人もいただろう。しかし、現地時間14日に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝バルセロナ対バイエルン・ミュンヘンの試合は、そんな予想を多いに裏切る展開となった。

8-2でバイエルンの勝利。いくら今季のバイエルンが爆発的な攻撃陣を擁しているとはいえ、衝撃的だったことは間違いない。しかも、恐ろしいのはエースFWロベルト・レヴァンドフスキに得点が集中しているわけではないということ。この試合におけるバイエルンの得点者は6名。どこからでもゴールを決めることができるチーム。そんな印象を抱かずにはいられなかった。

なかでもファンに強烈なインパクトを残したのは、ジョシュア・キミッヒが決めた5点目のゴールだろう。とはいえ、このゴールの主役はシュートを決めたキミッヒではない。人々を興奮させたのは、その一つ手前で最高級の輝きを放った“スピードスター”アルフォンソ・デイビスだ。
まさに圧巻という言葉がふさわしいプレイだった。今季アタッカーからサイドバックにコンバートした19歳は63分、左サイドの深い位置でバルセロナのネルソン・セメドと対峙する。すると、デイビスはしばし睨み合いをしたのちに、瞬間的な動き出しからこのポルトガル代表DFを置き去りに。あとは中央に走り込んできた選手へラストパスを送るだけ。これをキミッヒが流し込み、バルセロナを絶望の淵へと追いやる5点目が完成した。

ボールを保持していた約15秒間は、まさにデイビスの独壇場だったと言える。そんな19歳の超絶アシストには英『GIVE ME SPORT』も大興奮。「デイビスのアシストは我々の常識の範疇を超えたものだった。止めることが不可能なのは言うまでもない。言葉では説明できないほどのプレイだった」と若きレフティーの活躍を絶賛している。

欧州最高峰の舞台でも周囲との違いを見せつけるプレイを披露したデイビス。これでまだ発展途上のティーンエイジャーだというのだから恐ろしい。はたして、この19歳は次の準決勝でも暴れてくれるのだろうか。一度スピードに乗ってしまえば、デイビスを止められるDFなどそうはいないはずだ。


参照元:Twitter

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