“4年前”のマンC戦から評価は急降下 消えてしまったベイルの左足

4年前のマンC戦でゴールを喜ぶベイル photo/Getty Images

今こそベイルの得点力が欲しかった

今季のチャンピオンズリーグ決勝トーナメントで大きな注目を集めたカードの1つがレアル・マドリードVSマンチェスター・シティのカードだ。

両チームが決勝トーナメントの舞台で顔を合わせるのは2015-16シーズン以来のことなのだが、当時の対戦を記憶しているファンはどれだけいるだろうか。

当時は準決勝で激突し、2戦合わせてレアルが1-0と僅差の勝利を収めている。そしてその唯一の点に大きく関与したのがFWガレス・ベイルなのだ。
フェルナンドのオウンゴールと記録されているが、あの時はベイルが右サイドから入れたクロスがフェルナンドの足に当たってコースが変わり、レアルに貴重な決勝点がもたらされることになった。

あれから4年。もはやレアルにベイルの居場所は無くなってしまったのだろうか。スペイン『MARCA』が嘆いているが、当時のレアルにとってベイルは貴重な得点源の1つだった。

当時はリーグ戦でもレアル加入以降最多の19得点を挙げており、クリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマと恐怖のBBCを形成していたのだ。

それが今季はたった2点だ。目立つのはゴルフを楽しむ姿やスタンドから試合を見つめる姿など、ピッチ上のこととは関係のないことばかり。

7日には新型コロナウイルスの影響でストップしていたチャンピオンズリーグ決勝トーナメントが再開し、レアルはマンCとの2ndレグを戦う。

レアルはホームでの1stレグを1-2で落としているため、上へ進むには複数得点を奪っての勝利が条件だ。

今こそ強烈なアタッカーが必要なのだが、ベイルに期待するのは難しいだろう。仮にベイルがトップパフォーマンスを維持していれば、ベンゼマとのタッグでマンCのゴールを脅かすことが出来たに違いない。

そこにエデン・アザールも加われば言うことなしだ。しかしベイルが4年ですっかり別人のようになってしまったため、指揮官ジネディーヌ・ジダンは限られた戦力で得点を奪いにいかなければならない。

いったい誰がマンCからゴールを奪うのか。今季のレアルは攻撃力低下を守備力で補ってきたところがあり、ビハインドを跳ね除けるだけの攻撃力が残っているかは疑問だ。

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