ラスト12試合の“最強軍団” 1試合平均2.92点も決めてしまうミランの脅威

ゴールを喜ぶイブラらミランの選手たち photo/Getty Images

突然別のチームへ生まれ変わったかのよう

今季は新型コロナウイルスの影響で欧州の各リーグが一時中断することとなり、選手たちはコンディション管理に苦労することになった。

リーグ再開後に上手くコンディションを上げられないチームが出るのも仕方がないことだったが、逆に中断期間を挟んでから急激に調子を上げてきたチームもあった。

猛烈な追い上げでセリエA6位に滑り込んだミランだ。
ミランは最終節もカリアリを3-0のスコアで蹴散らしており、終わってみればリーグ再開後の12試合で9勝3分と見事な成績を残している。

伊『TuttoSport』も再開後最強のチームとミランを取り上げているが、この12試合だけで勝ち点30を稼いでしまったのは驚きだ。今季は勝ち点66で終えているため、この再開後に半分近い勝ち点を稼いだことになる。

しかもこの12試合で挙げた得点数は35点。1試合平均にすると2.92点となり、突然ミランが恐怖の攻撃集団へと変化した。

その原動力はFWズラタン・イブラヒモビッチ、MFハカン・チャルハノール、FWアンテ・レビッチらだ。

特にイブラヒモビッチの存在感は大きく、精神面でもチームを引っ張る存在になっていた。

仮にミランが来季のスタートからもこのペースを維持できるならば、セリエAのタイトルレースはさらに荒れ模様となるはず。ミランにとってはポジティブすぎる締めくくりとなり、来季への期待は大きく膨らんでいる。

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