今夏ドイツの若きビッグタレントはステップアップを決断するのだろうか。そのビッグタレントとは、夏の移籍市場で注目を集めることが確実となっているレヴァークーゼンのドイツ代表MFカイ・ハフェルツ。まだ21歳の逸材には複数ビッグクラブが獲得に興味を示しているとされる。
だがその一方で、現地ではレヴァークーゼン残留の可能性があるとの報道も。21歳の去就は現時点で誰にも予想できない状態だ。そんな中、かつてチェルシーなどで活躍したジャンフランコ・ゾラ氏はハフェルツにステップアップを強く勧める。英『Daily Mail』に対して、同氏は自身の経験を交えながら次のように語った。
「ハフェルツはより高いレベルのクラブへとステップアップすべきだ。私自身がそうだったようにね。私もディエゴ・マラドーナのおかげで今の地位を手に入れることができたんだ。彼と一緒にプレイしていなければ、私は全然違う選手になっていたことだろう。彼はあらゆる面に影響を与えてくれた。チェルシーでも同じことは起こっていたね。マルセル・デサイーやフランク・ルブーフがいなければ、ジョン・テリーのような選手は今ほど評価されていなかっただろう」
「ハフェルツに必要なのは自分のレベルよりも低いクラブで全試合に出場することではない。10試合の出場でもいいから、激しい競争が行われているクラブで切磋琢磨することがベストなんだ。そういった観点からもイングランドのチームは非常にハイレベルと言える」
自らもナポリ時代にマラドーナという世界トップレベルのスターとプレイしたことで、選手としてさらに成長できたとゾラ氏。説得力のある意見だが、はたしてハフェルツはこの言葉をどのように受け止めるのだろうか。若き天才MFの決断に注目が集まる。
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