中堅クラブ“最強クラス”の点取り屋 ビッグクラブで戦える26歳の未来

トリノのベロッティ photo/Getty Images

ブレイク後も中堅クラブに残るレアケース

欧州五大リーグにて20ゴール以上も決めたストライカーは、たいていビッグクラブにステップアップを果たすものだ。

しかし、セリエAで26ゴールを記録した実績を持ちながら中堅クラブでのプレイを継続している珍しいタイプの選手もいる。

今もトリノでプレイするFWアンドレア・ベロッティだ。
ベロッティは2016-17シーズンに26ゴールを記録したが、26歳になった今もトリノでのプレイを続けている。今では主将も任されており、その忠誠心は見事だ。

とはいえトリノは今季も13位と大苦戦。このまま下位に沈むトリノでベロッティのキャリアを終わらせていいものだろうか。

確かに26ゴールを決めて大ブレイクした2016-17シーズン以降、ベロッティはそこまで得点を量産できているわけではない。しかし、2015-16シーズンから二桁得点だけは継続できている。今季も苦しい事情の中で何とか12ゴールまで数字を伸ばしてきている。

リーグ戦再開後も3試合連続で得点を決めるなど、やはり得点能力は高い。そろそろビッグクラブで試しても良い頃合いだろう。

『90min』も、ベロッティは今夏のトップターゲットになるべきと主張する。

オススメのクラブとしてストライカータイプが不足しているマンチェスター・ユナイテッド、ロベルト・フィルミーノに代わる純粋なストライカーとしてリヴァプール、ピエール・エメリク・オバメヤンの去就が見えにくいアーセナルを同メディアは挙げている。

ベロッティならば、この3クラブでも戦えるだけの能力があると認めているのだ。苦しいチーム事情の中で二桁得点を維持している実績は信頼に足るものだが、今夏に動きはあるだろうか。

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