トッテナムで覚醒する“最終ラインの番人” 意外な男が頼れるCBに進化した

CBとして安定感あるパフォーマンスを披露しているダイアー photo/Getty Images

当初は“消去法”でのスタメンとも言われたが

まさかこの男がセンターバックとしてここまで頼りになるとは……。おそらくトッテナムファンの多くがそう感じたかもしれない。ここ数試合、ジョゼ・モウリーニョ監督に最終ラインを任されているエリック・ダイアーのことだ。

正直、ファンとしてはやめてくれと思ったことだろう。マウリシオ・ポチェッティーノ政権時にCBとして起用されていたこともあるダイアーだが、当時は動きが重く裏を取られるシーンが目立っていた。足元も決して上手いとは言えないだけに、ビルドアップ面での不安も尽きない。彼を起用するなら従来通り中盤の底がベスト。多くの人がそう考えていたはずだ。

しかし、ダイアーはそんな人々の予想を良い意味で裏切った。リーグ戦再開後の2試合で、彼はCBとして落ち着いた対応を幾度も披露したのだ。第30節マンチェスター・ユナイテッド戦でこそMFポール・ポグバをボックス内で倒しPKを与えてしまったが、それ以外の場面で彼は非常に優れたパフォーマンスを見せている。かねてより身体の強さは最大の売りだったが、そこに冷静さも加わったことで今や“最終ラインの番人”になったと言っても過言ではない。

英『football.london』もこのダイアーの成長には驚かされた様子。「ダビンソン・サンチェスのベストパートナーの座は今やダイアーのもの」とこの26歳を評価し、スタメンに抜擢された理由は決して消去法ではないと主張している。彼がCBとしてスタメン出場し始めた当初は、トビー・アルデルヴァイレルトやヤン・フェルトンゲンのコンディション不良も疑われていた。しかし、今のパフォーマンスを見るにジョゼ・モウリーニョ監督は自信を持って彼をピッチに送り出していたのだろう。

彼自身も現在の好調を実感しているのか、ディフェンス面だけでなくビルドアップも安定感が出てきたダイアー。今季前半戦はなかなかプレイタイムを伸ばせていなかった同選手だが、モウリーニョ監督の下でこの男は復活どころか新たな武器を増やし続けている。

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