“日本の至宝”はスペインで着実に成長している。昨夏レアル・マドリードへと移籍を果たし、今季はマジョルカで武者修行している日本代表MF久保建英。一時はベンチを温める期間も少しばかりあったものの、この18歳は試合に出ればチームの攻撃にリズムをもたらす存在となった。今のところ、そのキャリア形成は非常に順調と言えるだろう。ファンからの期待度は日に日に増してきている。
そんな久保の才能にメロメロとなっているのは何もファンだけではない。マジョルカでアシスタントコーチを務めるダニ・ペンディン氏も日本が誇る19歳のプレイにはご満悦の様子。同氏は久保に対して最大級とも言える賛辞を送っている。
「クボはまだ若く、非常に優れたサッカー選手だ。まだ多くのことを学ばなければならないと思うけど、加入した頃よりもかなり良くなっているね。彼とは多くのことに取り組んだけど、これからもより多くのことをしていくつもりだ。クボはとても知的だよ。まだ19歳なのに、話してみると頭の中は30代みたいなんだ。そんなに若いとは思えない。それにとても礼儀正しく、相手に対するリスペクトが感じられるんだ。コーチが話すたびに彼は多くの注意を払っているよ」
「クボが持っている左足は特権的であり、神様からの贈り物と言えるね。そのクオリティを彼はコントロールできるようにならなければいけない。それにスピードも短距離、長距離問わず素晴らしい。衝撃的だね。加えて多くの場合、我々はいちいち彼がどこにポジションを取るべきなのかをアドバイスする必要はないんだ。クボは言われたことをすべて覚えているからね」
ベンディン氏が久保についてこのように語ったことをスペイン『as』が伝えている。若きサムライMFの19歳とは思えぬクレバーさや左足のクオリティには、同氏もかなり驚かされているようだ。
マジョルカで着実に成長を遂げる“日本の至宝”。はたして、久保はこれからのキャリアでどれほど偉大な選手となっていくのだろうか。レアルの中心選手としてサンティアゴ・ベルナベウで躍動する日が待ち遠しい。
●最新情報をtwitterで見よう!
twitterアカウント
https://twitter.com/theWORLD_JPN/