アーセナル“無冠時代”はヴェンゲルのせいじゃない 責任は選手にありと語るのは

アーセナルでプレイしていたデニウソン photo/Getty Images

無冠のままアーセナルを去ったMF

アーセナルが長年タイトルから遠ざかっていたのは元指揮官アーセン・ヴェンゲルの責任ではなく、選手たちの問題だ。

こう主張するのは、2006年より5年間アーセナルでプレイしたブラジル人MFデニウソンだ。

2000年代後半といえばアーセナルが迷走を始めた頃でもあり、主力が抜けたことでリーグタイトルから遠ざかるシーズンが増えていった。ヴェンゲルの采配に問題があるのではとの意見が出ることもあり、アーセナルにとっては非常に苦しい時間だったと言えよう。
ただし英『The Guardian』によると、デニウソンはヴェンゲルのビジョンは正しかったとフォローしており、問題があったのはピッチで戦う選手たちにあったとの考えを示している。

「ヴェンゲルのビジョンは正しいものだった。もしどこかに責任があるとするなら、それはピッチ上の選手たちさ。失点へ繋がる小さなミスもあった。ヴェンゲルは僕のキャリアの中で最高の指揮官の1人だよ。彼には感謝しかないんだ」

「アーセナルで最も残念だったのは、タイトルを獲得できなかったことだね。国内カップ戦で2度ファイナルへ進んだけど、両方とも落としてしまった。ユナイテッドのようなライバルたちを見ても、僕たちの方が美しいゲームをしていたと思う。チームメイトもタレント揃いだった。アンリ、ジウベルト・シウバ、レーマン、セスク。アーセナルは真に美しいゲームをしていたよ」

「なぜ僕たちがタイトルを手にできなかったのか、何が間違っていたのかは理解できない。説明できない。タレントは揃っていたし、美しいプレイもしていたけど、何も勝ち取れなかった」

確かにアーセナルのプレイはプレミアリーグでも屈指の美しさがあった。ヴェンゲルの作るチームは見ていて楽しいものだったが、それがタイトル量産へ繋がらなかったのは残念だ。

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