アルビセレステ期待の若手サイドバックを狙うレースは、一騎打ちの様相を呈しているか。リーベル・プレートに所属する23歳のアルゼンチン代表DFゴンサロ・モンティエルの移籍先候補が絞られてきた。
そう伝えたのは伊『Corriere dello Sport』だ。これまで、モンティエルの争奪戦にはユヴェントスやASローマといったイタリア勢、そしてセビージャ、バレンシア、ベティスのスペイン勢が熱視線を送っているとされていた。しかし、ここにきてそのうちの2クラブが獲得レースを大幅にリードしているという。その根拠となっているのが、彼の代理人を務めるマルセロ・カラセード氏の発言だ。
「ゴンサロは欧州で大きな飛躍を遂げる準備ができている。多くのクラブが彼の獲得を望んでいて、今ではローマとバレンシアがそれをリードしていると言えるね。だけど、今は新型コロナウイルスによる緊急事態の影響で交渉が停滞している。今後数週間で何が起こるか見てみようじゃないか」
アルゼンチン『Radio del Plata』に対して、カラセード氏はこのように述べている。どうやら、イタリアとスペインから1クラブずつがモンティエルの争奪戦で他クラブよりも一歩先を行っているようだ。
この2クラブの中でも右SBを本職とするモンティエルを欲しているのはローマか。彼らは今季同ポジションでレギュラーを固定することができていない。アレッサンドロ・フロレンツィがレンタルでチームを去った今、レオナルド・スピナッツォーラやダビデ・サントン、ダビデ・ザッパコスタが残っているが絶対的な存在はいない。
一方のバレンシアはダニエル・ヴァスにクリスティアーノ・ピッチーニと言った実力者がいる上に、今回の競争相手となるローマからすでにフロレンツィを獲得している。右SBはチームの中でも盤石なだけにモンティエルがどうしても欲しいというわけでもないか。
こういった事情もあるが、はたしてアルゼンチンから出てきた新たな有能SBを確保するのはどちらのクラブか。
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