彼も黄金世代の1人と言うべきなのか。イングランドサッカー界を代表するファンタジスタ、ジョー・コールへの評価は分かれる。
サイドから仕掛けるドリブルはキレ味があり、テクニックレベルも極めて高い。イングランドらしからぬトリックプレイヤーであるコールは、サッカーファンからも人気のある選手だ。
ところが、結果がついてこない。アタッカーとして得点数が物足りないため、評価が難しい選手なのだ。
英『GIVE ME SPORT』が今から10年前のことを振り返っているが、2010年にコールはリヴァプールへの移籍が決定する。これを喜んだのがイングランド代表でチームメイトだったスティーブン・ジェラードで、コールがリーグMVP級の働きをしてくれるはずと大きな期待をかけていたのだ。
「メッシはアメイジングなことができるが、ジョーも同じようにできる。ジョーはゴルフボールを使い、他の選手にはできない足技を見せて我々を驚かせていた。今季ジョーがリーグMVPになるのをイメージしているよ」
2010年、ジェラードはこのようにコメントしている。まさかメッシ級のテクニシャンとまで表現していたのは驚きだが、どれだけ期待されていたかが分かる発言だ。
しかし、コールは期待に応えられなかった。2010-11シーズンは32試合に出場して僅か3得点。翌年にはフランスのリールにレンタル移籍している。
極めて評価するのが難しいファンタジスタ気質の選手で、サッカーファンの間でも評価は分かれる。2006年にはスター揃いだったイングランド代表の中に割って入ってドイツワールドカップ出場を果たしているのだが、コールはワールドクラスの選手だったのか。
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