マンUのNEXTジェネレーションが面白い 暴れる時を待つ“8人”の若者

髪型も特徴的なハンニバル photo/Getty Images

ラッシュフォードらの世代に続け

マーカス・ラッシュフォード、スコット・マクトミネイ、メイソン・グリーンウッドなど、マンチェスター・ユナイテッドの未来を作り出していくのは下部組織から出てきた若手たちだ。

英『Daily Mail』は「今季ユナイテッドがリーグ戦で挙げた44ゴールのうち3分の2が下部組織出身者」と伝えているが、これは今のマンUにおいて下部組織出身者がいかに重要な存在かを示す数字と言っていい。

しかも恐ろしいのは、まだ優秀な人材が下のカテゴリーに眠っているということだ。同メディアは、少なくとも8人の注目すべき若手がいると主張する。

1.ディラン・レビット(MF/19歳)



今季ヨーロッパリーグの戦いを1試合経験しているレビットは、セントラルMFを本職とするNEWポール・スコールズ候補だ。

昨年にはウェールズ代表からも招集を受けており、代表監督を務めるライアン・ギグスもその才能を高く評価していた。

「トレーニングにおいて彼は最高の選手の1人だ。彼は私と似たところがあり、寡黙ながらタフだ。本当にインテリジェントな選手で、パスのレンジもあって全てのトレーニングで優れていた」

ヨーロッパリーグでチャンスを与えられたところからも期待の高さが伺える。トップチームとウェールズ代表で存在感を放つのはもうすぐか。

2.ハンニバル・メイブリ(MF/17歳)



モナコから昨年加わったハンニバルに対し、マンUは900万ポンドの移籍金を支払っている。バイエルン、アーセナル、チェルシー、リヴァプールなども目をつけていた逸材で、その争奪戦に勝利したことになる。

今季は主にU-18のカテゴリーで技を磨いており、9試合に出場して1得点3アシストの成績を残している。先程紹介したレビットと同じくセントラルMF、さらには攻撃的MFの位置でプレイする選手だ。

3.イーサン・レアード(DF/18歳)



右サイドバックを本職としながら、センターバックもこなすレアード。爆発的なスピードがあり、こちらも今季ヨーロッパリーグにてチャンスをもらっている。

攻撃的意識が高いと評価されており、レンタルを希望するクラブもいくつかあるという。まずはアーロン・ワン・ビサカのバックアッパーとなることが目標で、2、3年後にポジション争いが出来れば面白い。

4.ショラ・ショアタイア(FW/16歳)



ナイジェリアにルーツを持つアタッカーのショアタイアは、早くもNEXTオコチャになれると評されている。

同メディアもこの世代では欧州最高クラスのアタッカーと評価されていると伝えており、その期待はかなり大きい。

オコチャと比較されるだけあってドリブルテクニックが高く、1対1の強さが武器の1つだ。今年の終わりまでにはトップチームでもインパクトを残せるのではと同メディアも期待しているが、ラッシュフォードやグリーンウッドに続けるか。

5.ラルジエ・ラマザニ(FW/19歳)



こちらも今季のヨーロッパリーグでトップチームデビューを果たした選手だ。

2017年にチャールトンから加わったラマザニは、ベルギーの世代別代表でもプレイしている同国期待のアタッカーだ。

19歳ながら今季U-23のカテゴリーでは13試合で9得点2アシストの結果を残しており、先日には先輩のマクトミネイも期待の若手にラマザニの名前を挙げていた。そろそろトップチームでもチャンスを増やしていきたい選手だ。

6.ジェイムズ・ガーナー(MF/19歳)



ラマザニと同じく、ガーナーもマクトミネイから名指しされた注目の若手だ。

守備的MFを本職としており、クラブOBではマイケル・キャリックがモデルの1人となる。ガーナー自身もキャリックを意識しているようで、NEXTキャリック候補と呼ぶにピッタリな選手と言える。

「僕がプレイしているポジションでは、キャリックがベストだと思う。彼を見てきたし、彼がやってきたことにトライしている」

7.ディション・バーナード(DF/19歳)



バーナードは187cmのサイズを誇るセンターバックで、今季のヨーロッパリーグにてトップチームデビューを果たした。不運なことにオウンゴールがあったのだが、それだけで評価が著しく落ちることはない。

指揮官オーレ・グンナー・スールシャールもオウンゴールについて、「フットボールでは時折起こること。それでも彼はエクセレントだったと思う。このデビューを思い出して失望するだろうが、彼にはその他の92分間の全てのプレイのことを思い出してほしい」とフォローしていた。

チェルシーのアカデミーから加わったバーナードも、数年後に期待したい新戦力候補だ。

8.アルナウ・プイグマル(MF/19歳)



2017年にエスパニョールから加わったスペイン人MFのプイグマルについて、同メディアは加入した時点で世代最高のスペイン人MFの1人だったと評価。それから3年の時が経過し、今ではこの世代において欧州最高クラスのMFになったとまで絶賛している。

フィジカル能力に優れたセントラルMFで、知性もあってフィニッシュにも絡める。スペイン世代別代表でもプレイする逸材の成長は非常に楽しみだ。



彼ら全員がトップチームでポジションを掴めるかは微妙なところだが、今すぐにでもトップチームで試したい逸材が出てきているのはポジティブなことだ。

即戦力を補強しつつ、彼らの成長も促していく。順調に育成出来れば、2、3年後のマンUには明るい未来が広がっているはずだ。

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