MF:中村俊輔(レッジーナ)、名波浩(ヴェネツィア)、中田英寿(ペルージャ、ローマ、パルマ、ボローニャ、フィオレンティーナ)、小笠原満男(メッシーナ)、本田圭佑(ミラン)、
DF:長友佑都(チェゼーナ、インテル)、冨安健洋(ボローニャ)、吉田麻也(サンプドリア)
こう見ると、やはり苦戦した選手の方が多い。特にFW陣はセリエAでゴールを奪えなかった選手もおり、守備意識の高いセリエAでゴールを奪うことの難しさを痛感させられる。まだセリエAで本格的に通用する日本人ストライカーは生まれていないか。
中盤は日本のストロングポイントでもあり、バリエーション豊富だ。最も成功したのはローマでセリエA制覇も経験した中田で間違いない。セリエAで活躍した日本人選手といえば中田とのイメージもあるだろう。
それに続くのは長友か。マイコンやウェズレイ・スナイデルなど超豪華だった当時のインテルにて左サイドバックのポジションを掴み、批判を浴びながらも最終的にはポジションを勝ち取ってきた。
冨安も日本人選手の可能性を広げる存在となりつつある。長友と同じサイドバックでのプレイが多いが、冨安の場合は守備力を買われての補強だ。来季以降は本職のセンターバックに戻る可能性も噂されており、日本人センターバックでもセリエAで戦えることを証明してくれる存在となるかもしれない。もちろん、日本のディフェンスリーダー・吉田もそれに続きたい。
ドイツ・ブンデスリーガで活躍する日本人選手は多いが、セリエAはまだまだ大成功組が少ない。冨安と吉田が新たな扉を開け、続々と若い日本人選手がチャレンジできる環境となれば理想的だ。
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