バルサ戦のようにワンチャンスを掴むべし レアルで“3番手FW”の真価試される

バルサとのクラシコで得点を挙げたマリアーノ photo/Getty Images

ヨビッチ離脱で舞い込んだチャンス

今季序盤戦は完全に“忘れられた存在”となってしまっていたが、レアル・マドリードはリーグ戦再開後からこの男を頼るべきなのだろうか。3番手FWに大きな期待が寄せられている。FWマリアーノ・ディアスのことだ。

2018年夏にオリンピック・リヨンから買い戻され、下部組織時代を過ごしたレアルに戻ってきたマリアーノ。移籍当初は前年までクリスティアーノ・ロナウドが着用していた背番号7を与えられるなど期待は大きかった。しかし、昨季は出場22試合でわずか4ゴール。期待を裏切る結果に終わり、今季も背番号を剥奪されるなどほぼ構想外の状態となっていた。

しかし、大一番でマリアーノは意地を見せる。今季第26節バルセロナとのクラシコにて、彼は出場わずか1分で貴重な追加点を挙げたのだ。誰も予想していなかった男のゴールとあって、ファンの多くはさぞ驚いたことだろう。マリアーノは構想外の状態から、見事に一縷の望みを繋いでみせた。
そんな復活の兆しを見せるマリアーノが、今後レアルにとって重要な存在になるとスペイン『as』は見ているようだ。在宅トレーニング中に負傷したルカ・ヨビッチの離脱によって、マリアーノのチーム内における重要度はかなり上がったと、同メディアは次のように主張する。

「マリアーノは各コンペティションが再開されれば、レアルで再び重要な存在となるだろう。ヨビッチは怪我により2カ月余りピッチを離れることとなっている(クラブはいつも通り明確な期間こそ発表してはいないが)。これにより、ストライカーとしてベンゼマの次となる選択肢はマリアーノとなった。リーグ戦が再開されれば厳しい日程が待っている。ジダンはマリアーノに多くの出場機会を与えることとなり、今後は彼の出来次第でレアルの順位は変わってくることだろう」

ベンゼマだけで過密日程を乗り切り事は難しいだけに、その控えとしてマリアーノは真価を試されることとなるだろう。はたして一時“忘れられた存在”となっていた26歳は、この千載一遇の好機を活かすことができるのか。クラシコでワンチャンスを仕留めたように、一発回答でジダン監督にアピールをしていきたいところだ。

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