引退まで移籍しない? バイエルン“中盤の支配者”が求める終身雇用

バイエルンのチアゴ photo/Getty Images

「ここで多くのものを得られるはず」

長きにわたってバイエルン・ミュンヘンの成功を支えてきた名手。そう言われれば、頭に思い浮かぶのはハンジ・フリック現体制下でも躍動しているFWトーマス・ミュラーだろう。バイエルン一筋のキャリアを形成する同選手は、間違いなくクラブを成功に導いてきたレジェンドだ。

しかし、これまで7年半にわたって中盤でパスを捌き続けているテクニシャンのことも忘れてはいけない。MFチアゴ・アルカンタラである。

2013年夏にバルセロナから加入して以降、チームに欠かせない存在としてバイエルンの中盤に君臨し続けているチアゴ。柔らかいタッチのドリブル、ボール回しの中心となれる視野の広さとパスセンスはどれも一級品と言える代物だ。生え抜きでこそないが、在籍7年半でバイエルンに14個ものタイトルをもたらした彼もまた、近年におけるバイエルン成功の立役者と言えるだろう。
そんなテクニシャンはこれからも赤のユニフォームに袖を通し続けるのだろうか。バイエルンとチアゴの現行契約は2021年の夏までとなっているが、本人はこの契約をさらに延長することに前向きなようだ。29歳のテクニシャンはこのままバイエルンで現役を終えるのも悪くないと、スペイン『La Vanguardia』に対して次のように語っている。

「このクラブにいることで、これからも多くのものを得られるはずだ。いろんなことが起こりうるし、クラブから突然必要ないと言われるかもしれないけどね。でもキャリアを終える場所として、ここは素晴らしいクラブなはずさ」

もはやバイエルンにおいて、生え抜きという立場にかなり近い存在となったチアゴ。本人もクラブのことをかなり愛している様子だ。ジョゼップ・グアルディオラ監督の愛弟子としてバルセロナからやって来たチアゴだが、今ではすっかり誰もが認める“バイエルンの男”となっている。

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