加入からしばらくは不調に喘ぎ、ファンからの批判も絶えなかったがレアル・マドリードのベルギー代表GKティボー・クルトワは完全に調子を取り戻した。当初は各方面から「獲得は失敗だった」との声も上がったが、今となってはそんな雑音も聞こえてはこない。
今季はここまでリーグ戦24試合に出場して、クリーシート数は実に半分の12回。堅守を売りとするレアル“最後の砦”として、ゴールマウス前に君臨している。
そんなクルトワの鉄壁ぶりを示すデータが明らかとなった。なんと同選手は今季のリーガ・エスパニョーラにて、未だにただの一度たりもペナルティエリア外からのシュートで失点を喫していないという。クルトワはここまでエリア外から10本の枠内シュートを浴びているが、そのいずれも見事に防いでみせているのだ。データサイト『Opta』によると、同スタッツで無失点を継続しているGKは、リーガでクルトワただ一人だ(出場5試合以上)。
相手のミドルシュートを全て無効化している今季のクルトワ。もちろんセルヒオ・ラモスやラファエル・ヴァランといった選手がコースを限定しているのも大きいが、それでもこの数字は驚きと言えるだろう。レアルのゴールを守る巨人は、今再びワールドクラスとしての評価を取り戻している。
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