今季のエールディヴィジにおいて、「期待はずれに終わった新戦力」と言えば誰が思い浮かぶだろうか。
オランダ『Voetbalzone』では早くも「今季の期待はずれイレブン」が組まれているが、大失敗に終わったのは名門・PSVだ。
PSVから最多の4名が選ばれており、その中には昨夏にフローニンヘンから移籍した日本代表MF堂安律も入っている。
堂安は今回の「期待はずれイレブン」にて[4-3-3]の右ウイングで選出されており、逆の左ウイングには同じくPSVの新戦力FWブルーマが選ばれている。両翼ともPSVの選手で埋まっているのは大問題と言えよう。
PSVは堂安に750万ユーロの移籍金を投じているが、ここまでリーグ戦では19試合に出場して2得点のみ。指揮官が交代してからは出番まで減少してしまい、かなり厳しい時間を過ごしている。失敗の補強と言われても仕方がないだろう。
ライプツィヒから1500万ユーロの移籍金で獲得したブルーマも同じで、トッテナムへ移籍したステーフェン・ベルフワインの穴を埋める役割を2人ともこなせていない。今季リーグ戦でPSVが苦戦している理由の1つに、この補強失敗が挙げられるわけだ。
他にPSVからはDFティモ・バウムガルトル、すでにレンタル契約を解除してスペインのオサスナへ向かったDFトニ・ラトが選ばれている。
ただ、堂安に関して同メディアは失敗と決めつけるのは時期尚早とも主張している。まだ21歳という年齢を考えると、もう少し長い目で見てもいいのではないかとの考えだ。本当の勝負は来季以降からと言ってもいいだろう。
果たして失敗の補強から大成功へと逆転することはできるのか。来年には延期された東京五輪も控えているだけに、この世代のエースである堂安にはPSVで成功を収めてほしいところだ。
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