スコールズは自身の“後継者候補”をどう見た 「欠けていた要素を全て補う」

今冬マンUに加入したB・フェルナンデス photo/Getty Images

「本当に必要としていた選手だ」

“ポール・スコールズの後継者”。ここ数ヶ月の間にマンチェスター・ユナイテッドファンの間でそう呼ばれ始めたのが、今冬同クラブへ加入したポルトガル語代表MFブルーノ・フェルナンデスだ。

チームに合流してすぐに大車輪の活躍を披露し、マンUの中盤において早くも欠かせない存在となったB・フェルナンデス。優れたテクニックや相手のちょっとした隙も見逃さずに放つ高精度のミドルシュート。たしかにスコールズを彷彿とさせるものがあり、ファンやクラブOBがレジェンドの後継者と評するのも頷ける選手と言えよう。

そんな中、スコールズ本人はこの有能テクニシャンをどう見ているのだろうか。英『BBC』のインタビューに登場したレジェンドは、B・フェルナンデスについて次のように語っている。
「ブルーノは完全な10番タイプの選手だ。ボールの扱いが上手くて、ハーフターンも得意なようだね。ユナイテッドが本当に必要としていた選手だよ。彼らには中盤のクオリティが不足していたからね。でも、ブルーノが加入して以降、その不安は払拭された。彼は味方にボールを供給することもできれば、自分でシュートを放つこともできる。リーダーシップも優れたものを備えているね。以前のユナイテッドに欠けていた要素を全て補える存在だと思う」

「ミドルゾーンでこれからも彼が能力を発揮できるかどうかは、正直まだ完全には判断できないよ。でも、プレイスタイルはエリック・カントナやテディ・シェリンガムに似ている気がする。彼は間違いなくユナイテッドに新しいものをもたらした。みんなを元気付けてくれたね。うまくやっているように見えるよ」

引退後は辛口の解説者として人気を博しているスコールズだが、B・フェルナンデスのパフォーマンスにはかなり満足しているようだ。プレイスタイルの近い選手として自身の名こそ出しはしなかったが、その代わりに挙げたのはカントナやシェリンガムといった往年の名手たち。これだけでもいかにスコールズがB・フェルナンデスを評価しているかは窺い知ることができるだろう。

とはいえ、B・フェルナンデスがこれらのレジェンドたちと肩を並べる存在となるには、あと何年も現在と同レベルの活躍を披露し続けなければならないだろう。はたして、このポルトガル代表MFは今後もチーム最高級の存在としてマンUの中盤に君臨し続けることができるか。ポテンシャルの高さは証明しただけに、ここからは継続力も示したいところだ。

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