今冬に日本代表FW南野拓実を獲得したのは、リヴァプールにとって近年最高クラスの補強だったのかもしれない。
南野を獲得したリヴァプールの決断を絶賛したのは、リヴァプール専門メディア『Livrpool.com』だ。
まず称賛される理由の1つが、725万ポンドと移籍金が安価だったことだ。DFフィルジル・ファン・ダイク、GKアリソン・ベッカーらの獲得も大成功だったが、彼らには高額な移籍金を支払っている。移籍金が安いということはリスクも少なく済み、南野の成長に時間をかけることが可能と同メディアは考えている。ファン・ダイクやアリソンとは違い、即戦力としてプレッシャーをかけられることがないのだ。
そして何よりの理由が、FWロベルト・フィルミーノの代役を務められることだ。南野はウイング、インサイドハーフなども担当できるが、今のところは偽9番としてフィルミーノ役をこなすことが1番のミッションと考えられている。
フィルミーノはセンターフォワードの位置にいるものの、今季もチャンピオンズリーグでは1試合平均26.93回もボールを受けるなど中盤まで顔を出してボールを引き出す役目をこなしている。これと同じ仕事をこなせる選手は世界的にも少ないのだ。
南野は今季ザルツブルクの一員としてチャンピオンズリーグに出場していたが、ボールを受けた回数は1試合平均25.88回とフィルミーノに近い数字を記録している。
同メディアは将来的にフィルミーノのポジションを確保するポテンシャルもあると評価しており、期待は大きい。複数ポジションをこなせて移籍金も安く、ひとまずバックアッパーとの立ち位置に文句を言うタイプの選手でもない。これらの条件を考慮すると南野の獲得は想像以上に大きな補強と言えるのかもしれない。
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