“最強イングランド”に悪夢のレッドカード ルーニー「ロナウドの立場なら……」

ポルトガル戦で退場処分受けたルーニー photo/Getty Images

14年前の出来事を振り返る

デイビッド・ベッカム、スティーブン・ジェラード、リオ・ファーディナンド、ジョン・テリー、アシュリー・コールらを擁した「イングランド黄金世代」は、2006ドイツワールドカップで間違いなく優勝候補の一角だった。

ところが、ベスト8のポルトガル代表戦で悪夢が起こる。若かりし暴れん坊FWウェイン・ルーニーが相手との接触プレイに腹を立て、ポルトガル代表DFリカルド・カルバーリョの股間あたりを踏みつけてしまったのだ。

このプレイでルーニーは退場処分となり、数的不利に陥ったイングランドはPK戦の末ポルトガルに敗れた。優勝候補の一角だったイングランドにとって、あまりにも後味が悪い敗北だった。

しかもルーニーがカルバーリョと揉み合いとなった際、当時マンチェスター・ユナイテッドでルーニーとチームメイトだったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが主審へ詰め寄り、ルーニーの退場を求めたのだ。

この行為はイングランドでも大きな議論を呼ぶことになったのだが、あの時ルーニーはどのような心境だったのか。

英『Sunday Times』にてルーニーが当時のことを振り返っているが、ロナウドに対して怒りの感情はなかったという。

「レッドカードと分かってドレッシングルームへ下がり、試合の残りをテレビで見ていた。もし勝てば僕は準決勝と決勝で出場停止、ここで負ければ僕のせいだと考えていた。最悪で、奇妙な感覚だった」

「ロナウドが主審に駆け寄って僕の退場を要求した時、僕は彼を押しのけた。当初は彼が何をしていたのか信じられなかった。だけどドレッシングルームに戻ってから、落ち着いて考える時間があった。ロナウドの立場になって考えた時、僕は同じことをしただろうか?間違いなくそうだ。もし彼がレッドカードにふさわしければ、それが僕らの勝利に繋がるならば、疑問はないね」

当時のルーニーはその若さも魅力だったのだが、もう少し落ち着いていれば結果は違っていただろう。ポルトガルを撃破してベスト4へ進んでいれば、ファイナルまで進むことも不可能ではなかったはず。当時の大会はイングランドのサッカーファンにとって非常に苦い記憶となっていることだろう。

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