「国内に一人でも感染者がいる限り……」 バロテッリが必死の訴え

今季ブレシアでプレイしているバロテッリ photo/Getty Images

リーグ戦再開時期について持論

現在、世界各地で猛威を振るっている新型コロナウイルス。今ではアジアだけでなく、世界中で感染が拡大している。特にイタリアは北部を中心に現地時間12日時点で感染者が1万5000人以上、死者も1013人にのぼっており事態が深刻化している。

サッカー界にもその影響は波及しており、現地時間11日にはユヴェントスに所属するイタリア代表DFダニエレ・ルガーニ、サンプドリアの元イタリア代表FWマノロ・ガッビアディーニが同ウイルスの検査で陽性反応が出たと伝えられた。現在セリエAを含むイタリアのプロスポーツは4月3日まで試合の開催を見送っているが、この状況を見るに彼らの他にも今後も選手から感染者が出てくる可能性は高い。4月3日までで事態が落ち着くとは考えづらいのが現状と言える。

日程面が厳しくなってくるだけに、協会側としては1日でも早くリーグ戦を再開させたいと思っていることだろう。それは彼らが現地時間8日に行われたリーグ戦第26節延期分を、無観客とはいえ開催したことからも窺える。騒動が少しでも収まる兆しを見せれば、リーグ戦再開に向けて協会はすぐに動き出すことだろう。
気持ちは理解できる。しかし、ブレシアに所属する元イタリア代表FWマリオ・バロテッリは事態が完全に落ち着くまで、リーグ戦の再開は見送るべきと訴えている。同選手は自身のInstagramへ自身の考えを次のように投稿した。

「セリエAは近いうちに再開されるべきかって? オレはそうならないことを望んでいる。もし国内に一人でも感染者がいる限り、シーズンを再開すべきではないと思うよ」

完全に安心できる状態となってからリーグ戦を再開すべきだと主張したバロテッリ。はたして、新型コロナウイルスの脅威から人々が解放されるのはいつになるか。一刻でも早く事態が収束することを願うばかりだ。

●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)最新号を無料で公開中!

電子マガジンtheWORLD最新号は、セリエA! 昨季までとは打って変わって激しい優勝争いが繰り広げられるイタリア・セリエAは新フェーズに突入。ユヴェントスを止めるのはどこなのか。いま、再びイタリアが面白い!!

http://www.magazinegate.com/theworld/

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ