トラオレが過ごした“壮絶”少年時代 「瓶、バット、ナイフ、銃。何でもアリ」

今やプレミア屈指のスター選手となったトラオレだが…… photo/Getty Images

ギャングに勧誘された過去も

今季もイングランド・プレミアリーグで快進撃を披露するウォルバーハンプトン。ここまで27試合を終えて8位と、上位に食らいついている。5位マンチェスター・ユナイテッドとの勝ち点差はわずか「2」。この調子を継続できればトップ6以内でのフィニッシュも十分射程圏と言えよう。

そんなウルブズの原動力となっているのがFWアダマ・トラオレだ。多少不利な状況であっても屈強なフィジカルを武器に無理矢理サイドを突破してしまう彼に、対戦するDFは対応にさぞ苦戦していることだろう。爆発的なスピードを持つ“フィジカルモンスター”。今やプレミア屈指のウインガーとして認知されている。

サッカー界でスターダムを駆け上がるトラオレ。24歳にして成功を掴んだと言っていいだろう。その人生は順風満帆だ。しかし、そんな彼が過ごした少年時代は壮絶なものだったという。スペイン『as』のインタビューに応じたトラオレは、2004年にバルセロナの下部組織に入団するまで、自身がかなりアウトローな環境で育っていたことを明かしている。

「ギャングに雇われそうになったことがあるかって? そうだね。何度も誘われたよ。僕だけじゃない。弟やドミニカ人の友達、みんなだ。当時、ギャングの一員になることは人気者になる一つの手段だった。でも、僕らは違う考え方を持っていた。ギャングではなく、サッカー選手になりたかったのさ。毎日のように他人のケンカを見ていたけど、僕はそういった人々と同じにはなりたくなかった。でも、僕が通っていた学校にはギャングに入ってた奴もいてね。彼らは絶えずケンカしていたよ。瓶、バット、ナイフ、銃……。とにかく何でもアリだったね。だけど、そんな奴らも今はルスピタレート・ダ・リュブラガートで素晴らしい仕事に就いているよ。もう完全に落ち着いているよ」

父親がマリからの移民であるトラオレ。バルセロナ近郊のルスピタレート・ダ・リュブラガートで過ごした幼少期は貧しい暮らしを強いられていたという。そういった境遇の子どもに目をつけて、ギャングは勧誘を繰り返していたようだ。

しかし、トラオレはそんな誘いをキッパリと断ってサッカー選手となる道を選んだ。世界でも屈指の名門であるバルセロナのカンテラへ入団するためには相当な努力をしたことだろう。強い心で夢を叶えた24歳。今、同じ境遇にある子どもがいるのであれば、彼の活躍は確実にその子の人生に影響を与えるはずだ。

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