イブラの武勇伝にまた一つ バロンドール3度受賞の英雄を挑発した若手時代

かつてアヤックスでプレイしていたイブラヒモビッチ photo/Getty Images

ファン・バステン氏が明かした衝撃の過去

ACミランに所属する元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチには、様々な武勇伝や伝説が存在する。オランダの英雄マルコ・ファン・バステン氏も、この怖いもの知らずの怪物に関して、衝撃を受けた過去があるようだ。

現役時代にアヤックスとACミランで活躍し、2度のチャンピオンズリーグ優勝や3度のバロンドール受賞など、チームとしても個人としても数々のタイトルを獲得したファン・バステン氏。1995年に現役を引退すると、2003年に下部組織のアシスタントコーチとして古巣アヤックスへ戻り、指導者の道をスタートさせた。なお、同氏はその後アヤックスのトップチームの他に、オランダ代表やAZなどの監督を務めている。

そんな当時のアヤックスのトップチームで、若き逸材として注目を集めていたのがイブラヒモビッチだ。ファン・バステン氏が同選手と顔を合わせた際のとある出来事を、伊『CORRIERE DELLA SERA』のインタビューで次のように明かしている。
「私はコーチとしてアヤックスへ戻ったが、私を挑発してきた一人の男の子がいたんだ。『あんたがファン・バステンか』って言いながら、彼は私にボールを渡してきたんだよ。私に何ができるかやらせるためにね。ただ、私は(現役時代に酷使してきた)足首のせいで、何も見せることはできなかった。その男の子は誰かって? みんなも間違いなく彼を知っていると思う。彼はズラタンと呼ばれ、ファミリーネームはイブラヒモビッチだったかな」

おそらく当時のイブラヒモビッチは、20歳ちょっとの若造だ。そんな選手が、クラブの大先輩で英雄でもあるファン・バステンを挑発するなんて、さすがイブラヒモビッチといったところだろうか。

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