ペップがネガティブな“カルチョ”を変える? 元イングランド代表監督の見解

ユヴェントスの次期監督候補とされるペップ photo/Getty Images

ユーヴェがペップに照準か

かつてボルトンやニューカッスル、イングランド代表などの指揮官を務めたサム・アラダイス氏が、ペップことジョゼップ・グアルディオラのイタリア行きについて語っている。

昨夏に指揮官をマッシミリアーノ・アッレグリからマウリツィオ・サッリへと変更し、さらなる飛躍を目指したユヴェントス。しかし、いざシーズンが開幕してみると、新体制ということもあってか、リーグ戦では苦しい戦いを強いられることも多く、ここまで絶対王者としての強さをなかなか見せられず。インテル(16勝6分1敗)と勝ち点「54」で並んではものの、第23節終了時点で17勝3分3敗の2位と、首位を明け渡している。

こういった状況もあってか、いくつかのメディアが早くもユヴェントスの次期監督候補を取り上げており、その中のひとりとして名前が挙がったのがペップだ。クラブのオーナーであるアンドレア・アニェッリ氏が獲得を望んでおり、マンチェスター・シティからの強奪を画策していると英メディアが報じていた。
この件についてアラダイス氏が言及。英『talkSPORT』のインタビューで「イタリアのサッカースタイルは非常にネガティブ。他から見ればとても守備的だし、常にそういったサッカーをしてきた。彼らは1-0で勝利するだけで十分なんだ。(もしグアルディオラがイタリアへ行くことになれば)それを完全に変えるだろう。彼はどこにいても自分のサッカースタイルを貫く。彼はユヴェントスにいつも通りのパスサッカーを植え付けるはずだ」とコメントしている。

近年の“カルチョ”はどちらかというと攻撃的で、アラダイス氏がいうような守備的なイメージはない。実際に、今季ここまで1クラブあたり25試合〜26試合消化しているプレミアリーグの総得点数「700」に対して、23試合消化しているセリエAの総得点数は「671」となっている。ただ、スペイン、ドイツ、イングランドで多くのタイトル勝ち取ってきたこの名将がイタリアでどんなサッカーを披露し、どんな変化をもたらすのか、1度でいいから見てみたいものだ。はたして、ペップのイタリア行きは実現するのだろうか。

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