欧州屈指の名将は、近いうちにまたプレミアリーグの舞台へと帰ってくるのだろうか。今季途中でトッテナムの指揮官を解任となったマウリシオ・ポチェッティーノ氏が、将来的なプレミアでの監督復帰希望を明かしている。
2014年5月からおよそ5年半にわたってトッテナムの指揮官を務めたポチェッティーノ氏。在任期間中は4シーズン連続でチャンピオンズリーグ出場権を獲得し、昨季は補強ゼロを経験しながらもチームをクラブ史上初のチャンピオンズリーグ決勝へと導いた。しかし、今季は開幕から低迷。プレミア12試合を終えた時点で3勝5分4敗の14位に沈み、解任の憂き目に遭っていた。
だが、ポチェッティーノ氏が名将の一角に数えられるほどの実績を持っていることに疑いの余地はない。シーズン途中の解任とあって現在はフリーの状態が続いているが、オフに入れば同氏のもとには複数クラブからのオファーが舞い込んでくることだろう。そんな中、ポチェッティーノ氏が次の自身が目指す目的地について語っている。英『Daily Mail』が伝えた。
「正直に言うと、私はまたプレミアリーグで働きたいんだ。ただ、それは困難な事だろう。理解はしているよ。今はまだ待つ段階だ。何が起こるか見守ることとなるだろうね。リカバリーの期間とでも言うべきかな。自分自身について少し考えて、準備を整えているよ。サッカーでは常に何かが起こる。準備は必要さ。ただ、新しい挑戦を待っている。次の挑戦も素晴らしいものになると信じているよ」
どうやら、ポチェッティーノ氏は次もプレミアクラブでの仕事を狙っている様子。とはいえ、同氏は古巣であるトッテナムへのリスペクトも忘れない。
「もちろん、トッテナムで成し遂げた全てのことを誇りに思っているよ。そこでの時間を振り返ってみても、多くのポジティブなことが起こったんだ。クラブの重要な瞬間に立ち会えたと思っているよ。新しい哲学とアイデアを取り入れることはとても難しかったけれど、私はトッテナムを次のレベルに引き上げる事ができた」
この指揮官は古巣で自身が成し遂げたことを誇りに感じているという。トッテナムでの時間は一旦終わりを告げることとなってしまったポチェッティーノ氏だが、はたして彼の次なる目的地はどこになるのだろうか。ファンはこの男が敵として立ちはだかる日を恐れつつも、その一方で楽しみにもしていることだろう。
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