クロップと再タッグ望まなかったMF ギュンドアンが明かす移籍決断の舞台裏

現在がマンCでプレイするギュンドアン photo/Getty Images

「常に挑戦しようと心掛けている」

一体なぜ、このプレイメイカーはドルトムントから移籍を決断した際に恩師のいるクラブを選ばなかったのだろうか。ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンが過去の移籍の舞台裏を語っている。

2011年から2016年までの5年間ドルトムントでプレイしたのちに、イングランド・プレミアリーグへ初挑戦することとなったギュンドアン。しかし、この男が新天地として選んだのはマンチェスター・シティだった。ドルトムント時代に共闘したユルゲン・クロップ監督率いるリヴァプールのライバルクラブに加入した彼の決断を、当時少し意外に思った人も少なくないのではないだろうか。

しかし英『Manchester Evening News』によると、この移籍決断の背景には本人のある想いがあったという。ギュンドアンは当時、自身にとってより厳しい環境に身を置きたい気持ちがあったと次のように語っている。
「僕は人生にはチャレンジすべき時があると信じているし、常に挑戦しようと心掛けているんだ。それをせずにいつまでも快適な場所に居続けるなら、なにも変わらないし改善しない。だからユルゲンと素晴らしい4年間を過ごした後、何か別の道を探すべきだと感じたのさ。もちろん、彼のことは大好きだ。だけど、ドルトムントを離れる際に新天地として彼のいるクラブは選びたくなかった。それもリヴァプールを選ばなかった理由の一つだよ」

自身のさらなる成長を促すためにドルトムントを離れる決断をしたのに、かつての恩師がいるクラブへ移籍しては意味がない。当時のギュンドアンにはそういった気持ちがあったという。実にストイックな決断だ。

共に成功を掴んだからこそ、恩師と別の道を歩むことを決めたギュンドアン。プレミアで再タッグとはならなかったが、一人前に成長した教え子の姿には当時のクロップ監督も目を細めたことだろう。

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