献身性光る“オズの魔法使い” 守備スタッツがドリブル&シュート数を超えた

エジルといえば美しいパスが魅力の選手だが…… photo/Getty Images

守備面でも貢献度抜群

ミケル・アルテタ監督が就任して以降、アーセナルのサッカーが変わった。おそらく、ファンの大多数はそう感じているのではないだろうか。結果こそ未だ出ているとは言い難いが、ウナイ・エメリ体制で課題となっていたビルドアップの問題は劇的に改善。キッカケさえあれば、怒涛の連勝街道を突き進むことも夢ではないはずだ。

その中心にいるのはMFメスト・エジル。エメリ前監督に冷遇されていた天才司令塔は、新指揮官の下でかつての輝き得を取り戻した。アルテタ新体制では慣れ親しんだトップ下の位置を任され、パスワークの中心となっている。“オズの魔法使い”と呼ばれるこのMFが復活したことにファンも歓喜していることだろう。

しかし、この天才司令塔の魅力はその攻撃面だけにとどまらない。エジルはどこか走らない選手とのイメージを持たれがちだが、第21節のマンチェスター・ユナイテッド戦ではチーム最長となる11.53kmもの走行距離を記録。献身性も抜群なのだ。
そして、この走行距離以外にもエジルがチームの守備面に貢献しているスタッツが明らかとなった。それは同選手が今季記録しているタックル数だ。データサイト『WhoScored』によると、エジルがここまで仕掛けたタックル数は28回。なんと、これはシュート数(6本)とドリブル数(18回)を超える数字となっている。トップ下でプレイする攻撃的な選手としては少し意外なデータと言えるだろう。

まさに“完璧な司令塔”。攻守両面において抜群の貢献度を誇るこの男はアルテタ・アーセナルになくてはならない存在だ。新たな一面が明らかとなったエジル。“オズの魔法使い”はこれからもガナーズの中心で奮闘し続けることだろう。

●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)最新号を無料で公開中!

最新号は、いよいよ始まるチャンピオンズリーグ・ラウンド16を徹底プレビュー。アトレティコ×リヴァプール、レアル×シティなどビッグカードが目白押しの今季CL。注目対決の行方に豪華執筆陣が迫ります!

http://www.magazinegate.com/theworld/

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.291 究極・三つ巴戦線

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ