韓国代表FWにとっては実現してほしくない話かもしれない。トッテナムがインテルへの移籍が濃厚とされるデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンの後釜候補として、1人のテクニシャンをリストアップしたという。
そのテクニシャンとは、現在ACミランでプレイするトルコ代表MFハカン・チャルハノールだ。伊『Gazzetta dello Sport』によると、トッテナムはジョゼ・モウリーニョ監督が獲得を熱望するこのMFを買い取るため、すでに2000万ユーロ(約24億2000万円)程度の資金を用意しているという。ドイツでプレイしていた頃から“FKの魔術師”とも呼ばれるチャルハノール。抜群のキック精度を誇るだけに、バーゲン価格とも言えるだろう。
今冬ミランを退団する可能性が高いとみられるチャルハノール。ここまでリーグ戦18試合に出場しているが、直近のリーグ戦2試合では負傷のアナウンスもなくベンチメンバーから外れている。トッテナムとしては絶好のチャンスか。
しかし、その一方で少し気になる過去のしがらみも。チェルハノールとトッテナムの韓国代表FWソン・フンミンは“犬猿の仲”なのだ。その原因は2015年の夏、この韓国人アタッカーがとった行動にある。トッテナム行きが盛んに噂されていた当時、ソンは所属していたレバークーゼンからの了承を得ないまま渡英し移籍手続きを進めた過去が。その行動に対して、当時チームメイトだったチャルハノールは「間違った行為だ」と韓国人FWを公に批判。ソンもこれに応戦するなど、2人はなかなかに後味の悪い別れ方をしている。
また、ソンはこのトッテナム移籍時にチャルハノールからの電話を着信拒否したとされ、彼らの仲はもはや修復不可能に。ハンブルガーSV時代から共闘していた“盟友”だったはずの2人は、この出来事をキッカケに最悪の関係となってしまっている。
そんな中で舞い込んできた今回の移籍話。はたして、チャルハノールがトッテナムにやってくることはあるのだろうか。実力は申し分ないのだが、実現した際にはソンにとって“望まない再会”となりそうだ。
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