2018年夏にGK史上最高額の移籍金を記録した男に疑問の視線が向けられている。
チェルシーの守護神ケパ・アリサバラガだ。アリサバラガはアスレティック・ビルバオから7200万ポンドもの移籍金で加わり、これはGK史上最高額だった。当然アリサバラガにはトップレベルのパフォーマンスが求められる。
しかし、フランク・ランパード率いる今季のチェルシーは失点が多い。23試合を消化した段階で30失点も喫しており、首位リヴァプールとは2倍の差がついている。もちろん失点はGKだけの責任ではないのだが、どうしてもGKは批判のターゲットになりやすい。
18日にはニューカッスル相手に後半アディショナルタイムの失点で0-1と敗れてしまったが、ここでもアリサバラガのパフォーマンスに疑問の声が出ている。アイザック・ヘイデンに決められたヘディングシュートを弾き出せたのではないかとの意見もあるのだ。
実際アリサバラガはボールに触れていたため、反応はできていた。ヘイデンのシュートはアリサバラガの手を弾いてゴールネットを揺らすことになり、チェルシーとしては何とも後味の悪い終わり方になってしまった。
英『The Sun』によると、今季アリサバラガはリーグ戦でのセーブ率が55.4%となっている。これはプレミアリーグのGKの中ではワーストの数字だという。
今回のニューカッスル戦では相手に許した枠内シュートは2本のみなのだが、そのうちの1本が決勝点となってしまった。GKにとっては最も屈辱的なケースでの敗北と言えよう。
GK史上最高額を更新した選手がワーストのセーブ率となっているのは少々寂しいものがある。チーム全体で守備を変えていくべきだが、移籍金額の関係もあってアリサバラガに批判が飛んでくるのは仕方がないか。
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