ローマ、新ターゲットは名将ファーガソンも惚れたあの“天才MF”か

現在、スペインでプレイするヤヌザイ photo/Getty Images

獲得に失敗したポリターノの代役に

セリエA後半戦の巻き返しを狙うASローマが、かつて名将アレックス・ファーガソンやデイビッド・モイーズなども惚れた“天才MF”の獲得に動いているようだ。

先日、ここまでチームを支えてきたイタリア代表MFニコロ・ザニオーロを怪我で失ったローマ。後釜としてインテルから同代表MFマッテオ・ポリターノの獲得に試み、MFレオナルド・スピナッツォーラとのトレードで合意に至ったと報じられた。しかし、メディカルチェックまでこぎつけたが、インテル側がスピナッツォーラに対して追加のテストを要求するなど、クラブ間でトラブルとなり、移籍話が破談となっていた。

その後、ローマは新たなターゲットとしてリヴァプールのスイス代表MFジェルダン・シャキリやミランのMFスソなどに興味を示していたが、レンタル移籍での獲得を相手クラブに拒否されたようで、移籍話は進展せず。そこで目をつけたのがレアル・ソシエダでプレイするベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイだ。
2011年に当時16歳だったヤヌザイは、マンチェスター・ユナイテッドの目に留まり、世界屈指の名門クラブに加入。ファーガソンもその才能を高く評価し、2013年にトップチームへ昇格させた。その後、マンUの指揮はファーガソンからモイーズへと引き継がれたが、ヤヌザイはトップチームに留まり、2013-14シーズンはリーグ戦27試合に出場して4ゴール4アシストを記録。デビューシーズンから存在感を放って見せたのだ。

そんな若い頃から注目されてきたこの天才MFは、ドルトムントやサンダーランドでのプレイを経て、2017年夏から戦いの舞台をスペインのソシエダへ移した。加入初年度こそ主力として活躍していたが、昨季は怪我で思うよな出場機会を得られず、3年目となる今季もベンチを温める機会が多く満足のいく出場機会を得られていない。伊『sportitalia』などによると、そんなヤヌザイとローマが移籍へ向けて接触。1500万ユーロの買取オプション付きのレンタル移籍で獲得を目指しているという。はたして、ローマはヤヌザイを獲得することができるのか。

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