もはや“カカー2世”の名は別人のもの? ミランでもがいたブラジル人MFの1年

指示を受けるパケタ photo/Getty Images

売却案も

2019年の1月4日、カカー2世なんて呼び名まであったブラジルの若手MFがミランへやってきた。

フラメンゴで活躍してきたルーカス・パケタだ。あれからちょうど1年が経過したが、パケタはミランの地でカカー2世の片鱗を見せることはできていない。ミランはカカーが大活躍したクラブであり、サポーターもパケタに大きな期待をかけていたに違いない。

しかし、パケタはミランで全32試合に出場して1得点3アシストと寂しい成績だ。今季も前半戦で指揮官交代が起こるなど、チームの形がはっきりと決まらなかったこともパケタ苦戦の理由だ。パケタにとっては不運とも言えるが、パケタのミラン生活1年目は失敗とジャッジしていいだろう。
伊『Gazzetta dello Sport』はミランでの時間が終わりへ近づいていると見ており、ミランがパケタの売却を検討していると伝えている。今冬の売却もあり得るようで、ミラン側には3800万ユーロ程度の移籍金を回収したいとの思惑があるという。

最近ではパケタと同じフラメンゴで成長した17歳のMFレイニエル・ジェズスがカカー2世と呼ばれるようになっており、レイニエルにはレアル・マドリードが獲得へ動いている。

サッカー界の人気は移り変わりが激しい残酷なものだが、パケタ・ブームはひとまず終わってしまった。やや苦しい欧州デビューとなったが、2020年にパケタは自身の真の価値を証明できるだろうか。

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