現在のプレミアリーグでトップレベルの左サイドバックといえば、リヴァプールのアンドリュー・ロバートソンを真っ先に思い浮かべる人が多いだろう。ロバートソン以外ではレスター・シティのベン・チルウェル、やや怪我は気になるがマンチェスター・シティのバンジャマン・メンディも評価は高い。
しかし、マンチェスター・ユナイテッドを指揮するオーレ・グンナー・スールシャールはまだ信じている。マンUが抱えるルーク・ショーが世界トップレベルの左サイドバックへ成長することをだ。
ショーは若い頃より才能が評価されてきたが、怪我にも苦しんで一貫性を欠いてきた。今季も負傷で離脱していた期間があり、ここまでは伸び悩んでいる印象が強い。
それでも英『Manchester Evening News』によると、スールシャールはショーがトップレベルの左サイドバックになれるだけのポテンシャルを備えていると語る。
「ポテンシャルの面において、我々はイングランド最高のレフトバックを抱えている。ルークはベストな左サイドバックになるためのポテンシャルを備えているよ」
ただし、現在のマンUではショーの離脱中に19歳のブランドン・ウィリアムズが評価を上げてきた。ショーはまずウィリアムズより優れたサイドバックであることを証明しなければならない。
スールシャールも「今ルークには素晴らしいチャレンジがある。ブランドンが上手くやっているからね」と付け加えており、競争が2人の成長へ繋がることを期待しているようだ。
ショーもまだ24歳と若く、世界トップレベルの攻撃的左サイドバックを目指すだけの時間は残されている。ショーだけでなく、マンUにはエリック・バイリー、アクセル・トゥアンゼベ、ヴィクトル・リンデロフ、ディオゴ・ダロト、ティモシー・フォス・メンサー、昨夏獲得したアーロン・ワン・ビサカなど、最終ラインに25歳以下の選手が揃う。
スールシャールは彼らの成長に期待をかけているようで、2、3年後に彼らを軸に堅い最終ラインを形成することができれば理想的だ。ショーはもちろん、全員が成長する必要がある。
果たしてマンUの最終ラインは近い将来に強固なものとなるのだろうか。若手の底上げなしにリヴァプールやマンチェスター・シティ追撃は実現しない。
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