“アクロバティック”なゴール連発 2020年のプレミアはド派手な幕開け[映像アリ]

ジャンピングボレーを放つハラー photo/Getty Images

ペナルティエリア支配する大型FWが魅せた

今年のプレミアリーグは何ともアクロバティックなスタートだ。1日のチェルシー戦ではブライトンに所属するイラン代表FWアリレザ・ジャハンバクシュが見事なバイシクルシュートを炸裂させたが、それに負けないド派手なゴールが飛び出した。

決めたのはウェストハムでプレイする190cmの大型FWセバスティアン・ハラーだ。ハラーは1日のボーンマス戦で右サイドからのクロスにダイレクトボレーで合わせ、得点を記録。昨夏フランクフルトからやってきた大型FWが実に快調な2020年のスタートを切った。

ジャハンバクシュのゴールも年間最優秀ゴール候補ではないかと話題になったが、ハラーの一撃も負けていないはず。相手DFが寄せてきた中で見事なボレーシュートだ。今年のプレミアは幕開けから年間最優秀ゴール候補が2つも飛び出るビックリなスタートと言っていい。
またハラーのキャリアで興味深いのは、ペナルティエリアでの強さだ。英『90min』によると、ハラーはこのボーンマス戦のゴールがクラブでのキャリア75点目だった。その75点は、全てペナルティエリア内から決めたものだという。ハラーはサイズもあり、ペナルティエリアを支配する存在だ。

ハラーはフランスの世代別代表にも選ばれてきた選手で、フランスの大型FWといえば2018ロシアワールドカップ制覇に貢献したオリヴィエ・ジルーが思い浮かぶ。ジルーは得点を量産する選手ではないが、サイズを活かしてボールを収められるセンターフォワードだ。

とはいえジルーも33歳を迎え、現在所属するチェルシーでも出番がない。フランス代表としては、新たな大型ストライカーが欲しいところだろう。ハラーはその後継者候補として面白い存在と言える。



・ジャハンバクシュが1日のチェルシー戦で決めたゴール



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