35ゴールとたった6ゴール 2019年に明暗分かれたレアル“2人のB”

ベンゼマとベイル photo/Getty Images

ベストイヤーのFWとワーストイヤーのFW

クリスティアーノ・ロナウドがユヴェントスへ向かった時、レアル・マドリードではカリム・ベンゼマとガレス・ベイルの2人が30得点ずつ奪えれば理想的との意見があった。

ロナウドがシーズンに50点近く決めるため、ベンゼマとベイルの2人がそれぞれ30点近く得点を決めなければ穴埋めは難しいと考えられたからだ。

その期待に応えたのはベンゼマの方だ。スペイン『MARCA』によると、ベンゼマは2019年の1年間で35得点を記録。2018年が18得点、2017年が14得点だったため、2倍近く数字を伸ばしたことになる。
一方で調子が上がらないのはベイルだ。相変わらず怪我が多く、2019年も離脱していた期間があった。この1年の得点数は6点のみとなっており、これではロナウドの穴を埋められない。

しかもその6点のうち、ホームで決めたのは3月16日のセルタ戦の1点のみ。サンティアゴ・ベルナベウのサポーターは、今年1年間でたった1回しかベイルのゴールを見ていないことになる。これは寂しい数字だ。

同メディアは「2019年がベンゼマのベストイヤーであり、ベイルのワーストイヤー」だと取り上げている。2017年もベイルは年間6点に終わっているが、この時は24試合で6点だった。

対して2019年は33試合で6点となっており、ワーストイヤーと言われても仕方がない数字だ。今夏にはエデン・アザールを加えたが、アザールはゴールを量産するタイプの選手ではない。ロナウドの穴を埋めるには、ベンゼマとベイルの両方がベストイヤーを過ごす必要があったのだ。

果たして2020年の2人はどうなるのか。リーガ、チャンピオンズリーグを制するには、ゴールを量産する選手が2人くらいは欲しいところだ。

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