ムバッペが明かしたオリンピックへの想い「もし2020年が不可能なら……」

ロシアW杯でフランスを世界一へ導いたムバッペ photo/Getty Images

1度はオリンピックでプレイしたい

パリ・サンジェルマンに所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペが、オリンピック出場への想いを明かした。

1998年12月20日生まれで、先日21歳の誕生日を迎えたばかりのムバッペ。フランス代表の各年代で活躍し、2017年3月に行われたルクセンブルク戦で、当時18歳95日ながらA代表デビューを飾った。そして、2018年夏に開催されたロシア・ワールドカップでも、欧州で活躍する並みいるライバルを押し除けて、見事登録メンバー入り。圧倒的なスピードを武器に全7試合に出場し、4ゴール1アシストの活躍で母国を20年ぶりの世界一へ導いていた。すでに34キャップ13ゴール10アシストを記録しているムバッペは今や、フランス代表にとってなくてはならない存在となっているのだ。

男子サッカーにおいてオリンピックは、U-23を対象(オーバーエイジを除く)とする世代別の大会にあたる。世界トップクラスのストライカーとして活躍し、すでにA代表をメインでプレイしているムバッペにとって、世代別の大会は優先すべき大会ではない。ましてやオリンピックが開催される年には、A代表で重要な欧州選手権(EURO)の本大会も控えている。ただ、同選手にとってオリンピックだけはやはり特別なようだ。仏『france football』のインタビューで、ムバッペは次のように述べている。

ムバッペはすでにA代表で圧倒的なパフォーマンスを披露 photo/Getty Images

「オリンピックへの参加は、僕が全てコントロールできるわけではないんだ。もちろん、出場したいよ。でも、所属クラブが行かせたくないというのであれば、衝突してまで行くことはないだろう。この件については、まもなくレオ(レオナルドSD)とも話をするつもりさ」

「EUROを犠牲にするつもりもないよ。デシャン(フランス代表監督)にも『EUROで戦いたい』と伝えて、彼を安心させた。もし2020年(東京オリンピック)に参加するのが不可能であるのならば、僕は2024年を目指すまでさ。パリ開催だしね。少なくともキャリアの中で、1度はオリンピックでプレイしたいと本当に思っているからね」

はたして、世界トップクラスのストライカーのプレイを日本で見ることができるのか。もし東京オリンピックに参加するこができれば、大会を大いに盛り上げてくれることは間違いないだろう。

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