10戦“32ゴール”の大爆発 フリック・バイエルンが正しい理由

コウチーニョを労うフリック photo/Getty Images

今季終了までフリック体制継続

11月3日にニコ・コバチを解任したバイエルンは、アシスタントコーチを務めていたハンジ・フリックが暫定的にチームを指揮していた。

新指揮官を誰にするのか議論が続いていたが、一部ではフリックに任せてみてもいいのではとの見方もあった。すぐに結果を出し、選手たちからも評価されていたからだ。

バイエルンもフリックの仕事を評価したのか、22日には今季終了までフリック体制を継続することを発表した。
ブンデスリーガ公式もこの決定をポジティブに捉えている。同サイトもフリッツが指揮官にふさわしいと評価しているのだが、その理由の1つに「攻撃陣が爆発していること」が挙げられる。

フリッツはここまで10試合を指揮しているが、結果は8勝2敗。この10試合で計32点を奪っており、就任早々とんでもない爆発力だ。

ドルトムントを4-0、ブレーメンを6-1、チャンピオンズリーグではレッドスター・ベオグラードを6-0で粉砕するなど、この得点力は大きな魅力だ。

同サイトが評価するもう1つの理由は、若手を活かしていることだ。フライブルク戦、ヴォルフスブルク戦と直近2試合では18歳のFWジョシュア・ザークツィーが得点を記録する大活躍を披露。

さらにMFサープリート・シン(20)、FWレオン・デヤク(18)にも出場機会を与え、MFオリヴァー・バティスタ(18)もベンチ入りを経験させている。就任から1か月ほどで若手にまでチャンスを与えているのは興味深い。

ここからブンデスリーガ逆転優勝、さらにチャンピオンズリーグ制覇まで目指すのは難易度の高いミッションだが、ここまでの成績を考えるとフリック体制継続が妥当だろう。フリックがどこまで評価を伸ばすことができるのか、来季もフリックが良いなんて声がサポーターから出てくるような仕事を披露してほしいところだ。

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