吉田麻也が“3番手センターバック” 2010年代サウサンプトン・ベスト11

サウサンプトンの吉田 photo/Getty Images

現時点でのアンケート結果は……

2019年も終わりに近づき、2010年代のサウサンプトン・ベストイレブンを選出しようではないか。そんな企画を組んだのは地元紙『Daily Echo』だ。

サウサンプトンはプレミアリーグで優勝争いに顔を出すようなクラブではないが、2010年代はクラブにとって特別な10年間だった。2011-12シーズンにプレミア昇格を決めると、そこから抜群のスカウティング力を活かしてプレミア残留を続けてきたのだ。

主力をビッグクラブに引き抜かれてしまうのが辛いところだが、この10年を振り返るとサウサンプトンのタレント発掘能力がいかに優れていたかが分かってくる。
中でも激戦区の1つとなったのはセンターバックだ。今回のベストイレブンはポジションごとのアンケート方式で決まることになっているのだが、センターバックは実力者が多い。

サポーターの投票の結果、現段階での1番人気は現リヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイク(46%)、2番人気は7年間チームを支えた現リールDFジョゼ・フォンテ(44%)、そして3番人気は今もサウサンプトンでプレイする日本代表DF吉田麻也が選ばれている。

得票率は6%と少々寂しいが、それでも現リヴァプールDFデヤン・ロヴレンを上回る評価を得ている。吉田も2012年からチームをのために戦い続けており、サポーターからしっかりと評価されているのだろう。ファン・ダイク、フォンテに続く3番手は偉大なポジションと言っていいはずだ。

現時点でのその他のポジションは次の通りだ。

GK
ケルビン・デイビス

DF
ナサニエル・クライン
ファン・ダイク
フォンテ
ライアン・バトランド

MF
モルガン・シュナイデルラン
ヴィクター・ワニャマ
アダム・ララーナ

FW
サディオ・マネ
ドゥシャン・タディッチ
リッキー・ランバート

監督
ロナルド・クーマン


こう見ると実に豪華だ。リヴァプールを中心に引き抜かれたタレントが多く、サウサンプトンはビッグクラブ行きを目指す選手たちにとって絶好のアピールの場となっていた。今季も残留争いに巻き込まれているが、何とか残留を勝ち取りたい。そして2020年より、再び優れたタレントを発掘して上位を目指していきたいところだ。

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