6000万ポンドの“超攻撃型”サイドバック大苦戦 マンCで掴めぬ定位置

マンCのカンセロ photo/Getty Images

古巣復帰案が浮上中

ジョゼップ・グアルディオラのサッカーに縦へのスピード、攻撃力をプラスする存在になると期待されていたのだが、サイドバックのジョアン・カンセロが大苦戦している。

カンセロは今夏にダニーロと入れ替わる形でユヴェントスからマンCに加入。マンCが獲得に費やした移籍金は6000万ポンドと高額で、アトレティコ・マドリードから加えたMFロドリとともに大金をかけた新戦力だった。

ところが、カンセロはポジションを確保できていない。現在はリーグ戦で4試合連続出番がなく、全てのコンペティションを合わせてもプレイタイムは1000分に届いていない。
右サイドバックではカイル・ウォーカーが君臨しており、左サイドバックにも戻ってきたバンジャマン・メンディ、オレクサンドル・ジンチェンコ、PSVから合流したアンヘリーノがいる。

カンセロは左にも回せる選手だが、メンディが元気な場合はその必要性も低い。ウォーカーとのスタメン争いも状況は厳しく、カンセロがリーグ戦でフル出場したのは僅か4試合のみだ。

スペイン『Mundo Deportivo』は、この状況にカンセロの古巣・バレンシアが興味を示していると伝えている。バレンシアもチャンピオンズリーグ決勝トーナメントまで駒を進めており、複数コンペティションに対応すべく戦力アップを狙っているといったところか。

カンセロの突破力はウォーカー以上かと評価されていたのだが、まだグアルディオラの信頼は勝ち取ることができていない。出場機会の確保を優先するならば、スペイン復帰も悪い案ではないだろう。

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