ムバッペとの意外な過去 ドログバ氏がバロンドール授賞式で見せた漢気[映像アリ]

今年のバロンドール授賞式でプレゼンターを務めたドログバ氏 photo/Getty Images

自撮り敢行で10年前の“お願い”果たす

レジェンドが当時10歳だった少年の“お願い”を10年越しに果たした。現地時間2日にパリで行われた仏『France Football』の主催するバロンドールの授賞式にて、今年同賞のプレゼンターを務めたディディエ・ドログバ氏がとった行動が話題を呼んでいる。

それは今年のバロンドールで6位に入賞を果たしたパリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペがステージに登壇したシーン。ドログバ氏はこの若者と携帯で自撮りを敢行したのだ。なぜ? この話を聞いただけでそう思った人は多いはずだが、今回の行動には同氏とムバッペの間にあった過去のエピソードが関係しているという。

「10年前の試合後、ある少年が私のところへ来て写真を撮ってほしいと言ってきた。でもその日はNoと言ってしまったんだ。 試合結果が良いものではなかったし、審判の判定は恥ずべきものだったからね。でもその後、あの時の少年がムバッペだったと知ったんだ。今すぐその借りを返したい」
ムバッペと自撮りを敢行する直前、ドログバ氏がこのように語っていたことを英『Daily Mail』が伝えている。同氏が語った「10年前の試合」。それは2008-09シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグ・バルセロナ戦のことだ。

この試合は何度かチェルシー側にPKが与えられるのではないかと疑われる場面があった。しかし、主審はいずれもバルセロナ側の反則をとらず。最終的に同クラブは後半アディショナルタイムにMFアンドレス・イニエスタに決勝ゴールを許し敗退することとなってしまった。そして試合後、チェルシーの選手や監督はこの判定に不満を爆発させる。その中でも当時のドログバ氏がテレビカメラに向かって言い放った「詐欺試合だ!」との発言は大きな話題を呼んだ。

そんな波乱の試合後に写真を求めた少年がムバッペだったというわけだ。当時はイライラが頂点に達しておりサッカー少年の要望に耳を傾けられなかったドログバ氏だが、今回の授賞式でその過去を贖った形となっている。意外な過去が明らかとなったドログバ氏とムバッペ。両者ともに満面の笑みで撮影された今回の写真は、ムバッペにとって大切な宝物となることだろう。


参照元:Twitter

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