FC東京に“久保建英ショック”は残っているか 頂点狙うチームに欠けるプランB

FC東京でプレイしていた久保 photo/Getty Images

優勝を狙える位置にいるが……

もし日本代表MF久保建英が今もFC東京に残っていたら、Jリーグの首位攻防戦にどのような影響があっただろうか。

久保は今年2月よりスタートしたJリーグで開幕からFC東京の主力としてプレイし、首位キープに大きく貢献していた。

しかし6月14日にレアル・マドリードへ移籍し、現在はマジョルカにレンタル移籍している。近いうちに久保が海外へ向かうことは分かっていたことだが、シーズン途中に重要な戦力を失うことになったFC東京としては痛い。
『SportKeeda』もJリーグの優勝争いにスポットを当てているのだが、現在FC東京は勝ち点63を稼いで2位につけている。首位は勝ち点64で横浜F・マリノスとなっており、FC東京にも逆転のチャンスは残されている。

しかし同メディアは、未だに久保の穴は埋まっていないと指摘している。FC東京ではスピード抜群の日本代表FW永井謙佑、パワーを活かしてボールを保持できるFWディエゴ・オリヴェイラの2トップが攻撃の軸となっているが、オリヴェイラは9月に入ってからの7試合で1得点、永井はリーグ戦直近11試合で1得点とペースが鈍くなっている。

同メディアは2人が苦戦した時、東京に第2のプランが存在しないと指摘。久保がいれば守備を固める相手を崩せたのではないかと分析している。

「今では相手チームの多くが東京に対して低い位置に守備を築いている。東京にはプランBがなく、守備を攻略するのに苦労している。久保建英がレアルへ向かって以降、東京は相手選手を崩すテクニシャンを欠いている」

例えば前節は16位に沈む湘南ベルマーレ相手に1-1と引き分けたが、このゲームでも湘南の守備を崩すのに手こずった。「たられば」を言っても仕方がないが、久保が残っていれば現段階で勝ち点63以上を稼いでいた可能性は高い。

久保ショックが今も残っていると言えるが、FC東京は今季こそ頂点に立てるだろうか。今月30日にはホームで浦和レッズと対戦し、12月7日の最終節ではマリノスとの大一番を戦う予定となっている。

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