OA・本田圭佑のボランチ、FW案はアリか フィテッセで始まる勝負の時

東京五輪を狙っているとされる本田 photo/Getty Images

U-22日本代表はコロンビア戦で課題露呈

東京五輪での金メダルを目指すU-22日本代表は、17日にU-22コロンビア代表とのキリンチャレンジカップ2019に臨んだ。

久保建英と堂安律が合流したこの一戦に日本のサッカーファンも大きな期待をかけていたはずだが、試合は0-2の完敗。まだ連携が取れていない部分もあり、コロンビアの完成度の高さを見せつけられてしまった。

チーム全体の課題はもちろんだが、この一戦ではいくつか気になる「穴」と呼べるポジションがあった。1つは攻撃を組み立てられないボランチ、もう1つが前線でボールを収められないセンターフォワードだ。この2つのポジションはコロンビア戦でなかなか機能しなかった。
オリンピック本番では年齢制限を受けないオーバーエイジ枠を3つ使うことができ、この2つのポジションにオーバーエイジを使用する可能性は高い。

問題は誰を呼ぶかだが、東京五輪参戦を狙う本田圭佑にも可能性があるのではないか。現A代表メンバーから選ぶなら、ボランチは柴崎岳、センターフォワードは大迫勇也が理想的だ。しかし、そんなに都合よく両者を招集できるかは分からない。

本田はスピードこそ落ちているが、ボランチの位置からパスを散らすことはできる。また、持ち前のパワーを活かして前線のターゲットマンになることも可能だろう。柴崎、大迫が揃わない場合はオーバーエイジの候補者となるかもしれない。

あとはフィテッセで本田が結果を残せるかどうか。オリンピックまで時間が多く残されているわけではなく、とにかくエールディヴィジで結果を残さなければならない。

今月の代表マッチウィークも終了し、フィテッセは24日のスパルタ・ロッテルダム戦へ準備を進めていくことになる。本田にとって勝負となるエールディヴィジ中盤戦の戦いが近づいているわけだ。

オランダ『Soccernews』のアンケートでは、「ホンダが今季フィテッセにとって大きな価値がある」と答えたサポーターは78%にも及ぶ。ワールドカップを3度経験してきたベテランには大きな期待がかかっており、オリンピックの前にフィテッセを欧州カップ戦へ導くミッションも待っている。

本田が欧州でプレイするのは、ミランを離れた2017年夏から2年ぶりのことになる。日本のサッカーファンも本田の状態を気にしていることだろうが、本田はどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。コロンビア戦の出来を考えると、本田のオーバーエイジ招集も可能性がゼロとは言えないだろう。

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