プレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラ、リーグ・アン、セリエA、ブンデスリーガ。欧州五大リーグにはスター選手が勢揃いしており、どのリーグも魅力的だ。それでも、サッカーファンによって好きなリーグには違いがあるものだ。今最も面白いリーグはどこだろうか。
英『Daily Mail』は各リーグをデータで比較しているが、注目したのは「得点率」だ。引き締まったゲームも面白いが、やはり得点が多く入るゲームの方が好まれるだろう。
今季ここまでの数字を振り返ると、1試合平均の得点数が最も多いのはブンデスリーガで3.22点だ。それに続くのはセリエA(2.84点)、プレミアリーグ(2.83点)、リーガ・エスパニョーラ(2.54点)、リーグ・アン(2.36点)となっている。データが示す通り、ブンデスの各クラブは攻撃的な姿勢を貫いているのだろう。
またブンデスはラスト10分間に67点も決まっている。これも欧州五大リーグではトップの数字となっており、終盤にドラマが多いことも1つの特長と言えよう。逆に得点率では2位だったセリエAはラスト10分間の得点数が欧州五大リーグ最低の46点となっていて、終盤にドラマが起こるケースは少ない。きっちりと試合を締めてくるあたりはセリエAらしいところか。
やや意外なのは、リーガ・エスパニョーラの得点率が伸びていないことだ。やはりバルセロナとレアル・マドリードの破壊力が落ちた印象があり、今季は立ち上がりから両チームとも躓いている。同メディアも近年では珍しく本物のタイトルレースを見ていると伝えており、以前のリーガでは考えられないほど順位表は荒れている。その点は面白くなった部分と言えるだろう。
ユヴェントスの一強だったセリエA、バイエルンの一強だったブンデスリーガにも変化が起きており、リーグ・アンを除けば今季のタイトルレースは結末を予想するのが難しい展開となっている。
今季はやや時代の変化を感じさせる戦いが各リーグで起きているが、今見ていて最も面白いリーグはどこか。ゴールラッシュが見たいならば、迷わずブンデスリーガを選ぶべきなのだろう。
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