成績不振から指揮官ニコ・コバチがチームを去ることになり、バイエルンは新指揮官探しへと動いている。その中で有力な候補者の1人として浮上したのが、元アーセナル指揮官アーセン・ヴェンゲルだ。
では、仮にこのままヴェンゲルがバイエルンの指揮官に就任した場合はどのような補強が行われるのか。英『Football London』は古巣アーセナルから選手が引き抜かれる可能性もあると主張する。ターゲットとなるのはこの5人だ。
1.メスト・エジル
真っ先に挙げられたのがエジルだ。今でも技術は高いレベルにあるが、アーセナル指揮官ウナイ・エメリはエジルを重要視していない。ポジションを確保できているとは言えない状況で、エジルをアーセナルに呼んだヴェンゲルが欲しがるのは自然な流れと言えよう。エジルにとってもブンデスリーガ復帰は興味深い選択肢となるはずだ。
2.グラニト・ジャカ
今のアーセナルで最も苦しい立場にある選手はジャカだろう。パフォーマンスが安定しないことに加え、サポーターとの関係も理想的とは言えない。今冬にはクラブを離れるプランも浮上しており、ヴェンゲルとの再タッグ実現を同メディアは予感している。
3.セアド・コラシナツ
サイドバック、ウイングバックをこなすコラシナツは、バイエルンで貴重なバックアッパーとなるだろう。バイエルンの左サイドバックにはダビド・アラバが君臨しているため、スタメン確保は容易ではない。しかしヴェンゲルの就任に関係なく、バイエルンにとってコラシナツをバックアッパー候補として迎えるのも悪い判断ではないはず。
4.ベルント・レノ
これは少々ショックが大きいだろう。ドイツ人GKレノはアーセナル不動の守護神となっているが、バイエルンへ向かえばマヌエル・ノイアーの後継者候補になることができる。もちろんアーセナルも簡単に手放すつもりはないだろうが、ヴェンゲルがノイアーの後継者候補にレノを選ぶ可能性もあると同メディアは見ている。
5.ピエール・エメリク・オバメヤン
これが最大のショックだ。同メディアはロベルト・レヴァンドフスキに依存しているバイエルンの攻撃に新たなアイディアをもたらす存在だとオバメヤンを取り上げているが、確かにブンデスリーガ得点王を獲得したこともあるオバメヤンとレヴァンドフスキのコンビは魅力的だ。
ポイントは、アーセナルがチャンピオンズリーグ出場権を獲得できるかどうかにかかっている。それがオバメヤンの願いだが、昨季も出場権確保には失敗している。今季もトップ4入りを逃すようなことがあれば、オバメヤンが将来について考え始めるかもしれない。
全てが実現するわけはないが、ヴェンゲルがアーセナルの選手に目を向ける可能性は十分に考えられる。バイエルン指揮官にヴェンゲルが就任するプランはアーセナルサポーターにとって少々複雑なものかもしれないが、就任は実現するか。
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