中村憲剛「やった瞬間から覚悟はしていた」 ブログで負傷状況を明かす

負傷離脱し、今季の残りの試合を欠場することになった中村 photo/Getty Images

靭帯損傷でチームメイトに逆転優勝を託す

川崎フロンターレに所属するMF中村憲剛が、SNSで自身の負傷状況を明かした。

2日に行われた明治安田生命J1リーグ第30節で、サンフレッチェ広島と対戦した川崎。ホームでの戦いながら苦戦を強いられるも、田中碧とマギーニョのゴールでスコアを2-1とし、広島を相手の辛くも勝利を収めた。この結果、順位を4位まで押し上げ、逆転優勝への望みを繋いだ。

しかし、この一戦で川崎は大きな代償を支払うことになってしまった。バンディエラとしてチームを牽引し、精神的支柱でもある中村。この試合でスタメンに名を連ねたが、64分に敵陣内でボールを奪った際、相手選手と接触してピッチへ倒れ込む。痛みで顔を歪め、自身ですぐさまバツサインを出し、負傷交代していた。その後の検査で、長期離脱を余儀なくされることになってしまった。
広島戦から一夜明けて、中村が「ご報告」というタイトルで自身のブログを更新。「こんにちは。昨日の広島戦、熱い応援ありがとうございました!! 勝利したことで次に進めたと思うので本当によかったと思います」と綴った上で、自身の怪我について「昨日の試合後に診断を受けました。前十字靭帯の損傷でした」と明かした。さらに、心境や今後についても次のように明かしている。

「やった瞬間から覚悟はしてましたが、実際に告げられると色々なことが頭を駆け巡りました。正直この年齢でこのケガをするとは夢にも思いませんでしたが、あのプレイに後悔はないですし、起きてしまったことにあれこれ言ってももうしょうがないので今は前向きにこのケガに向き合って行こうと思ってるところです。今シーズンは残念ながらもう同じピッチには立てませんが、しっかりチームをサポートしていきたいと思います。そして来シーズンの復帰に向けて焦らず頑張りたいと思います。フロンターレは残り4試合です。昨日のように熱い後押し引き続きよろしくお願いします!!」

バンディエラの離脱は川崎にとって大きな痛手となってしまった。チームメイトちは中村の分まで、残りの試合で1ポイントでも多くの勝ち点を積み上げることができるのか。

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