C・ロナウドが偉大な点取り屋になった方法 明かされる得点量産の秘訣

現在はユヴェントスでプレイするC・ロナウド photo/Getty Images

「少し頭を使ったんだ」

現在ユヴェントスに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは間違いなくサッカー界でも歴代屈指のスーパースターだ。先日、彼が達成したキャリア通算700得点という数字はこれまでヨーゼフ・ビカン(805ゴール)、ペレ(779点)、ロマーリオ(748点)、フェレンツ・プスカシュ(709点)、ゲルト・ミュラー(701点)の5人しか達成していない。しかし、そんなC・ロナウドも最初からこのような偉大なストライカーだったわけではない。では、この男はどのようにして今のような完璧な選手になったのだろうか。本人がその秘訣を明かしている。

仏『France Football』のインタビューに登場したC・ロナウド。どうやら彼はマンチェスター・ユナイテッド加入時に、周囲にいた名選手の良いところを自分のプレイに落とし込む作業を重ねたことで、今のようなプレイヤーになったようだ。同メディアの「なぜあなたは偉大なストライカーになれた?」との質問に対し、C・ロナウドは次のように回答している。

「少し頭を使ったんだ。少しでも知性があるのなら、自分よりも優れた選手を参考にすべきなんだ。マンチェスター・ユナイテッドではそれを実行していたよ。ライアン・ギグス、ポール・スコールズ、ルート・ファン・ニステルローイ、リオ・ファーディナンド……。そういった選手から学ぼうとしないなんて、間抜けもいいとこだよ。そして、僕はただ彼らの真似をするのではなく、最高の選手たちの一部を自分のパーソナリティに落とし込んだんだ。それが僕のやったことさ」

「サー・アレックス・ファーガソンもいろいろなことを教えてくれた。僕にはドリブルやパスだけでなく、ゴールを決める能力があると気づかせてくれたんだ。自分は弱点のない完璧な選手だと考え始めたよ。右足でも左足でも頭でも得点できた。僕は早いし、強かったね。こういったことや本物の倫理観やライフスタイルがあるから、僕は34歳の半ばを過ぎてもまだやれるのさ」

ギグスの突破力、スコールズのテクニック、ファン・ニステルローイのフィニッシュワーク、ファーディナンドの試合を読む力、これらの先輩たちの類いまれなる技術を自分のものにしたC・ロナウド。当時本格ブレイクを目論む若者だった彼にとって、これほど最高の環境はなかったか。

名だたるレジェンドたちの技術を自身のプレイに落とし込み、究極体となったC・ロナウド。このスーパースターはこれからもそのスキルを活かして得点を量産してくれそうだ。

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