ネイマール、キリアン・ムバッペ、エディンソン・カバーニの3トップは、パリ・サンジェルマンの象徴とも言える存在だった。チームは近年チャンピオンズリーグで思うような結果を出せていないが、単純な3トップの破壊力ならば世界屈指のレベルにあるのは間違いない。
しかし、そんな3トップに割って入ろうとする人物が現れた。今夏インテルからやってきたFWマウロ・イカルディだ。イカルディの加入によってポジション争いに巻き込まれるのは、3トップの最前線に入るカバーニである。
イカルディはパリ加入から7試合7ゴールと爆発しており、セリエA得点王を獲得したこともある実力はさすがの一言。得点感覚、ゴール前での動き出しなど、ストライカーとしてのレベルは極めて高い。
英『Daily Mail』は、カバーニとイカルディの序列が変わってきていると伝えており、指揮官トーマス・トゥヘルのファーストチョイスがイカルディに変わってきてるのかもしれない。
「イカルディは戦術面でも非常にスマートだ。彼は規律を守っており、ボールを持っていない時でも非常にクレバーだ」
トゥヘルはこのようにコメントしており、イカルディのことを高く評価している。もちろんカバーニとイカルディを同時起用するプランもあるが、それはあくまでオプションだ。ムバッペやアンヘル・ディ・マリアもおり、さらにネイマールが戻ってきた場合はカバーニとイカルディの同時起用は難しい。点取り屋同士によるポジション争いは避けられないだろう。
イカルディもタイトルを狙いに行く時と考えているようで、パリならばインテル時代には届かなかったリーグタイトルも見えている。これまで正当に評価されてこなかったところはあるが、イカルディはカバーニ以上のセンターフォワードなのだろうか。
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