疑問残るエメリの采配 アーセナルは“スペシャル・ワン”に指揮官託すべきか

ファンから批判が殺到しているエメリ監督 photo/Getty Images

うってつけの人材と英紙

アーセナルは指揮官を交代すべきか。今季、ファンのウナイ・エメリ監督に対する評価は下降の一途を辿っている。特に問題視されているのは中盤の守備強度か。マッテオ・グエンドウジなど機動力に優れた人材はいるのだが、どうも動きがシステマティックでない。特にカウンターを食らった際には彼らの帰陣が遅れることも多々あり、中盤には広大なスペースが生まれている。そこを突かれてアーセナルがピンチを招くパターンをファンは何度見たことか。エメリ監督のリスク管理には疑問が残ると言わざるを得ないだろう。

本来であればトッテナムやマンチェスター・ユナイテッド、チェルシーといったライバルクラブの調子が上がらないうちにトップ4の位置を固めておきたかったところ。しかし、10試合を終えた時点でアーセナルは5位だ。すでにエンジンがかかってしまった印象のある4位チェルシーには4ポイント離されており、結局来季もヨーロッパリーグ行きという可能性が低くない状況に立たされている。

そんな中、英『The Sun』はこの現状を打破するためにアーセナルはある男に指揮官を任せるべきではないかと主張する。その男とはジョゼ・モウリーニョ氏だ。昨季マンUを途中解任されたとはいえ、彼の実績は申し分ない。現在問題視されている中盤から後ろの強度についても、手堅さが売りのモウリーニョ氏なら解決できるはずと同メディアは睨んでいる。
とはいえ、ファンが納得するかは別問題。ライバルクラブであるチェルシーやマンUで指揮を執ったモウリーニョ氏にアレルギー反応を示す人もいるだろう。同クラブが長年培ってきた攻撃的なスタイルが失われる可能性も否定できない。しかし、今のアーセナルに守備力をプラスできる現在フリーの人材はモウリーニョ氏をおいて他にはいないというのが『The Sun』の見解だ。

依然としてプレミアクラブを率いたい意思を持っていると現地メディアによって伝えられているモウリーニョ氏。はたして今後、同氏がガナーズの指揮官に就任することはあるのか。アーセナルは一度、“スペシャル・ワン”にチームを託してみるのもアリか。

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