インテルを追われたイカルディ、たった2ヶ月で“仏王者”の心を射止める

マルセイユ戦で2ゴールの活躍を見せたイカルディ photo/Getty Images

買取OP講師で完全移籍へ

パリ・サンジェルマン(PSG)は、レンタル移籍で加入中のアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディを完全移籍させる方向で動いているようだ。

2013年にインテルへ加入して以降、2度のセリエA得点王に輝くなど、長きにわたりチームの攻撃を牽引してきたイカルディ。2015-16シーズンからはキャプテンを任されるなど、インテルで確固たる地位を築きつつあったが、昨季に状況が一変する。契約延長交渉の難航など、様々な問題でクラブと衝突し、今夏にチームの構想外に。移籍期間ギリギリでPSGへレンタル移籍することとなった。

シーズン開幕後の加入ではあったが、強靭なフィジカルと鋭い嗅覚で、イタリアでゴールを量産してきたイカルディの得点能力はフランスでも健在。ここまで公式戦7試合に出場し、7ゴールを挙げる活躍を見せている。現在、公式戦5試合連続ゴール中と絶好調だ。
こういった活躍もあり、PSGはイカルディの契約内容に組み込まれている買取オプションを早くも行使しようとしているという。伊『TUTTOmercatoWEB』によると、PSGはシーズン終了までにイカルディの去就を決める必要があるが、わずか2ヶ月で心が決まったとのこと。「フランスの巨人は12月から1月にかけて交渉を強化し、ライバルクラブが獲得に乗り出す前に、契約を確保することを熱望している」と伝えている。

先日、イカルディ本人もフランスメディアのインタビューで「素晴らしいチャンピオンたちとプレイしたことがあるが、PSGは今までプレイした中で最高のチームだよ。とても気分がいいし、ゴールを決めることができる」と述べていた。はたして、PSGの心を射止めたイカルディは、同クラブへ完全移籍することとなるのか。

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