フィルミーノは“リヴァプールのメッシ” 常勝軍団に欠かせないマジシャンFW

リヴァプールに必要不可欠な存在となっているフィルミーノ photo/Getty Images

「彼がいなければ別のチーム」

現在プレミアリーグで開幕から無傷の8連勝を飾り、首位を独走しているリヴァプール。その中でも一際輝いているのがモハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノで形成される強力3トップだ。サラー、マネは昨季プレミア得点王に輝いており、破壊力は世界でも屈指。しかし、フィルミーノの重要性も忘れてはいけない。9番の位置だけでなく、時には1列降りた10番の位置で味方のビルドアップを助ける彼の万能さは替えが利かない。

そんなフィルミーノのことを「リヴァプールのメッシ」と称し、絶賛する人物がいる。その人物とはクラブOBのジェイソン・マカティア氏だ。同氏はユルゲン・クロップ監督の戦術における最重要人物はフィルミーノと考えているようだ。

「ブレンダン・ロジャースの下で、フィルミーノは自分がどこでプレイするか定まっていなかった。だけど、その後就任したユルゲン・クロップは勤勉な中盤と爆発的な3トップが特徴的な[4-3-3]を打ち出した。その中で、リヴァプールは攻撃の全てをまとめるマジシャンを必要としていたんだ。バルセロナにおけるメッシのような役割に似た役割を務める存在をね。フィルミーノはまさにリヴァプールのメッシだ。クロップの戦術ではサラーとマネばかりが注目されがちだが、このシステムを機能させているのはフィルミーノだよ。彼がいなければ、リヴァプールは別のチームのようだ」
マカティア氏がこのように語ったことを英『Daily Mirror』が伝えている。たしかに、フィルミーノはロジャース政権時の左サイドなどを担当し、自身のポジションを確立できていない時期があった。クロップという恩師に巡り会えたことで人生が変わったか。

状況に応じて柔軟に役割を変えるリヴァプールのマジシャンFW。フィルミーノは“赤の常勝軍団”が悲願のプレミアリーグ優勝を成し遂げられるかのキーマンとなりそうだ。

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