[日本代表]森保ジャパンの点取り屋が止まらない 圧巻2ゴールで勝利へ導く

日本のエースとなった南野 photo/Getty Images

前半の重苦しい空気を振り払う2発

2022FIFAワールドカップのアジア2次予選が10月15日に行われ、日本代表はアウェイでタジキスタン代表と対戦した。

10日にホームで行われたモンゴル代表戦では6-0の大勝を収めているため、同じく格下のタジキスタン相手にもゴールラッシュを期待していたサポーターは多いだろう。しかし、日本は想像以上の苦戦を強いられた。

モンゴル戦ではGK権田修一もほとんど仕事がなかったが、前半にはタジキスタンのシュートが枠を捉える場面もあった。タジキスタンは格上の日本相手にただ引いて守るのではなく、チャンスがあれば積極的にショートパスを繋いで局面打開を試みてきた。何度か日本の最終ライン裏にボールを送られるシーンもあり、モンゴル戦とは違う難しい戦いとなった。
前半には中島翔哉のクロスに南野がヘディングで合わせる決定機もあったが、シュートはGKの正面に。前半をまさかの無得点で折り返すことになり、嫌な流れの45分となってしまった。

その空気を振り払ったのは、森保ジャパンでエースとなっている南野だ。53分に中島が左サイドからクロスを入れると、南野がコースを突いたヘディングシュートでネットを揺らしてみせた。

さらに2分後には酒井宏樹が右サイドから高速のグラウンダークロスを入れると、南野がヒールで合わせる技ありのフィニッシュで2-0。0-0の状況が続くのは避けたいところだったが、苦しい時に得点を決めてくれるのがエースだ。今の南野は代表でもクラブでも止められない状態となっている。

その後はタジキスタンの反撃を受ける時間帯もあり、セットプレイからあわやのシーンも作り出されてしまった。1点でも奪われると流れが変わる可能性もあったが、タジキスタンの心を折るゴールを決めたのは途中出場していたFW浅野拓磨だ。

82分、酒井が今度はファーサイドへクロスを放り込むと、浅野が頭で合わせて3-0。87分には18歳の久保建英も投入し、貪欲に4点目を狙いに行く。ゴールが欲しい堂安も得意のカットインから左足で枠を捉えるミドルシュートを放つと、浅野のシュートがバーを叩く惜しい場面もあった。

最終的には3-0で日本が勝利。難しいアウェイでの戦いだったが、無事に勝ち点3を加えることに成功した。

[メンバー]
日本代表:権田、酒井、植田、吉田、長友、橋本、柴崎、堂安、中島(→浅野 63)、南野(→久保 87)、鎌田(→永井 80)

[スコア]
タジキスタン代表 0-3 日本代表

[得点者]
日本代表:南野(53、55)、浅野(82)

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