ベルギーが誇るゲームメイカーには、今のクラブよりも他にその能力を存分に活かせるクラブがあるのか。マンチェスター・シティに所属するMFケビン・デ・ブライネへ移籍を勧める人物がいる。
それはヘンク時代にデ・ブライネを指導したハイン・ファンハーズブルック氏だ。同氏はこのMFが世界トップレベルの選手でありながらも、いまだ主要な個人賞を獲得した経験がないのは国際タイトルを獲得した経験がないからと主張。個人賞を欲するのであれば、フランスへ向かった方がいいと次のように述べている。
「ケビンはこれまで、マンCで2回のリーグタイトルと様々なカップ戦優勝を手に入れてきた。ドイツでも年間最優秀選手になったね。でも、彼はまだ国際的なタイトルを獲得したことがない。ヨーロッパリーグ、チャンピオンズリーグ、W杯でまだ優勝していないんだ。こういったタイトルのどれか1つでも獲得できれば、彼はFIFA年間最優秀選手賞やバロンドールも獲得できるだろう。間違いない。マンCでもそのチャンスはあるけど、今の彼らの守備陣を見る限り私は確信できない。でも、パリ・サンジェルマンならそれが可能かもね。そこにはネイマールにエディンソン・カバーニ、キリアン・ムバッペがいる。彼らにデ・ブライネがピンポイントパスを供給すれば手がつけられないチームになるよ。ひとつ気掛かりなのは、彼がリーグ・アンでプレイするのに適していない可能性だね。でも、デ・ブライネはPSGで今よりもっと多くのお金を稼げると私は思うよ」
ファンハーズブルック氏がこのように語ったことを英『Daily Mail』が伝えている。PSGもマンCと同様にCL優勝未経験のクラブ。一見そこまで違いはないようにも思えるが、同氏はデ・ブライネの鋭いスルーパスがより生きるのはフランスのクラブだと考えているようだ。
たしかに、センターバックのポジションにおいてトラブル発生中のマンCが今季CL制覇を成し遂げられるかは怪しいと考えるのも無理はない。しかし、幸いにも彼らのグループCには強力なライバルと言えるチームがいない。決勝トーナメントに進む頃には怪我人も戦列に復帰していることだろう。マンCがCL制覇を成し遂げる可能性は十分にある。それだけに、デ・ブライネは移籍する必要などないかもしれないが、はたして。
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